クリニックの色、ご相談内容 | 色は脳科学~色の百貨店~

色は脳科学~色の百貨店~

色は電磁波です。色は脳へ刺激を送り、刺激を受けた脳の反応で思考や行動に影響を及ぼすと言われています。知っていますか?

色楽では、内外装のカラープランニングの仕事をさせて頂いています。

関東クリニックを開業される先生からの、ご質問に答えた内容を記載しています。

空間の色に関しては特に単にキレイ、可愛い等の理由で色選びは出来ませんよね。



1、受付カウンターと、その上の収納用棚

 

 玄関入って右手、事務員二人ほどが座れるスペースのカウンターです。

白か、ナチュラルな木の色か、ダークブラウンか、くらいしか選べないと思いますが。。

患者さんが待合の椅子に座って正面に見える診察室と、処置室のドアは、明るめの木の色です。

ドアに合わせた色がよいでしょうか?少し落ち着いて見えるダークブラウンもよいでしょうか?

 

 

アドバイス:

 

受付は患者さんが入って直ぐに向かう場所ですから、周囲と同じで溶け込むような色にすると

特に高齢者、子供が目的の場所に辿り着けない不安感を(無意識ですが)

感じますので、目立ち過ぎて空間の雰囲気を壊してしまうような色は、

避け、診察室、処置室のドアとは異なる「ダークブラウン」をお勧めします。

 

2、メインの診察室の机、いす、患者さん用のいす

 

 患者さんとお話しをするメインの机です。電子カルテのパソコンや顕微鏡が並びます。

ナチュラルな木の色が患者さんは落ち着けるかな、と思う一方、比・較・的若い女医に対して、信頼感が生まれやすいのは濃いブラウンかなと思ってみたり・・・、いかがでしょうか?椅子は、座面の色を選べます。かゆい患者さんがほとんどなので、オレンジ系とかより、グリーン系がよいのかなと思ってみたり・・。

 

アドバイス:

そうですね、受付と同じく、先生の場所をしっかり表すためにもナチュラルな色より、

「ダークブラウン」をお勧めします。

 

患者さんの椅子の座面:

 

オレンジ、イエローは体温が上がり、おっしゃるように痒さを引き出してしまいますから、

モスグリーン又はネイビー、ダーク系のパープルをお勧めします。 



色楽


3、スタッフ動線の収納棚

 

 診察室、スタッフ用流しに続いて、腰の高さくらいの収納棚をつくります。一般的には白が多い印象です。でも、先輩のクリニックを見学した時、濃いブラウンも、ちょっといい感じでした。ブラウンだと、狭く見えるでしょうか?

 

アドバイス:

 

確かに、白よりブラウン系の方が空間は狭く見えますが

その棚が高い位置にあるわけではないなら、ダークブラウンでも問題ありません。

床から高い位置までダークブラウンが来ると、圧迫感が白よりは

多少ありますが、低い位置(腰の高さなら)ならOKですよ。