2009年第33巻第2号「日本色彩学会誌」の
東海支部長、西村政信氏の巻頭言より、
2006年7月のシンポジウムで、「色彩に
環境を救うパワーはあるか」というのが
議論され、
その一つに、「屋内の色彩デザインによって
照明エネルギーを節約することが可能、
配光や器具の取り付け、壁面に対する
反射率を考えることで部屋の明るさは
変わる、エコに繫がる」
という意見が出たと有りました。
私は環境や社会福祉、介護、医療等々の
話を聞くたびに、色彩に関わる仕事は
何か、社会貢献出来ているのか?
カラーコンサルタントなんて、必要ないものではないのか?
私の役割は?
などなど、考えていました。時には転職という
選択に考えが及ぶ場合も・・・でも、またそれも
安直で自己満足的な逃げです。
この巻頭言を読んで、今まで自分が学んできたことから
環境や福祉、医療に応用していく方法や
このカラーコンサルタント、色彩講師という
職業の今後の方向性が、少し見えてきた気がして
本当に救われました。