私がパーソナルカラーやVMDの勉強を始めた18年前は
色彩学者、という職業は確立されていましたが、
カラーコーディネーターやカラーコンサルタント、アナリスト、
と呼ばれる職業の人は今のように多くはいませんでしたし、
社会的認知度も非常に低かったです。
故に「カラーコーディネート」という言葉の意味を理解してる人も
すご~く少なく、説明するのに大変苦労しました。
20代はカラーの研究所に通いつつ、アパレルメーカーに勤務
していたので、どこか庇護のもとに「カラー」を自分の武器として
社内でディプレイや店舗デザイン、コーディネート、
トレンドカラーの打ち出し等の仕事をさせてもらっていましたが、
30代になり、フリーで活動するようになってからは、
「カラーコーディネート」を理解してもらうのが、まず第一段階、
それが企業や個人にどのように役に立つか説明、理解を得る
うううううう・・・・・・大変でした。
でも今思えばこの時、苦労したことで、より色への見識を自分の中で
深められたのかもしれません。
今は営業に行かなくても「カラーコーディネート講座」の依頼が
舞い込んできますし、短大でも講義を持たせてもらい、
「カラーコーディネート」を18年前のように事細かに説明
するようなことは殆どありません。ありがたいです。
「色楽」では(非常勤講師で行っている短大の講義でも同じ)
カラーの専門的な勉強をしてもらう為に、色彩検定等のテキストに
留まらず、デザイン、デッサン、平面構成、コラージュ、VMDプランニング等の
内容も取り入れています。
検定試験に受かれば、カラーのプロになれるのではなく、
そこで得た知識をどう活かしてくか、そこがポイントです。
安直にカラーのプロになれると勘違いしてる方が、
最近特に多いように感じます。「カラーに興味がある」のと、
「カラーのプロ」は違います。
本気でカラーのプロになりたい方は是非、「色楽」へ
いらしてください。
HP http://www.geocities.jp/shiki_raku/