「うちの子は紫ばかり選ぶんですけど、まだ3歳なのに
大丈夫でしょうか?」
こんなご質問、よく受けます。色としては、他に多いのは
「黒」「緑」です。
以前もブログに書かせていただきましたが、個人差は多少あれ、
10歳頃から心理的なものが絵画や色の選択に反映されると
言われています。
これは脳の美術や造形、絵画における発達状況に由来するものの
ようです。
ですから、9歳以下のお子さんの場合、好きな色は好きな人が
よく身に着けている物、好きな空間(例えば、子供部屋など)
に使われている色だったりします。
お母さんが紫をよく身に着けていると、紫が好きになり、
お絵描きでも紫を使ってみたり・・、TVのヒーローが
赤の衣装を着ていると赤い服を着てみたくなったり、
興味のあるひと、モノに近づきたいという心理から
出てくる行動のようです。
大人でも好きな異性が、好んで聞いている音楽を
自分も聞いてみて、相手との距離が縮まった気が
して、ハッピーな気分になったりしませんか?
紫には自己の世界観の確立や宗教的な意味が多く
含まれますが、そういうことは9歳以下の場合は
非常に考えにくいと言うことです。