洋服や靴、バッグは試着が出来ますが、食品は試食が出来る物は、そう多くはありません。
特にコンビニなどで新商品のお菓子などはパッケージのイメージや
TVコマーシャルのイメージで味を想像し、購入へと繫がります。
ですから、美味しそう、甘そう、辛そう、酸っぱそう・・・・という
味覚のイメージを色やデザインで表現することが必要になってきます。
五感の中で、視覚が行動を判断、決断する割合は最も大きいと
言われています。その視覚と他の感覚、食品の場合は味覚ですが、
これが融合すると、視覚と聴覚の融合と同様、心地良いものとなります。
例えば、視覚的に「カレー」に見える食べ物を食べてみて、
実際の味が「イチゴ味」だった場合は、一瞬吐き出してしまう可能性が
高くなります。
視覚で「カレー」と捉え、脳に信号を送る、信号を受けた舌は
「カレー」を待っている・・・・・のに「イチゴ味」
「イチゴ味」が普段好きな人でも視覚と味覚のギャップで
一時的に受け付けない状態になります。
これは実験的で特殊な例ですが、視覚と味覚の融合も
やはり、見逃せない色の効果では?
チーズは爽やかなイメージで、黄色×白
黄色×ペールグーン、ライトブルーを使った配色が
調味料的存在なので、同じ乳製品でもやや濃厚な印象を
与える配色として、オレンジ×黒の方がイメージに合います。