あたちが
ここのお家にきて、今日で2か月なんだって…
みーちゃんは 「エェ~まだそんなんだったけ?」
「もうずっといる気がする~」 って言ってた
おかあさんは 「すっかりうちの子だね」って
あこは 「あんずは最近ワガママだ」って
ーそんなことはないと思うのになぁ…ー
ひーは 「あんず~ってよんで、おなかにのっけてくれる」
-イヤなときもあるのにー
おとうさんは 「いつもヨーグルトとかをくれるの。でも、かならずきゃんちゃんがじゃまする!」
「だから、ワンワンほえて『あたち!も~!』ってさわぐんだぁ」
「そして、きょうはじめておとうさんのまえでおなかだしてみたら~!なでてくれたの~」
「すっごく、うれしかったぁ」
あたちだって、最初は不安だったし、いっぱい気をつかったよ
「ここはどこ?」
「なんだかいつもとびはねて、にぎやかこがいるわ」
「どうすればいいの?」
「どこにいればおちつくの?」
本当にわからなくなって ずっとテーブルの下で寝ていたの…
それは「現実逃避」っていうんだって
だっこされるのも怖くて、にげていたし、
一度みーちゃんが抱っこしてくれた時は、きゃ~んきゃんほえて騒いだわ
それをみーちゃんは 「この世の終わりみたいな鳴き声」って言ってた
思わず、おしっことうんちもおもらししゃったくらい怖かったんだ
そんなあたちを、おうちのひとみ~んながじっとみていてくれたの
あたちがじぶんからうごきだすのをまっていてくれたの
にぎやかなきゃんちゃんと、すこしはなしてくれたり…
どこへもうごけないあたちにつきあって、
みーちゃんはよるはずっとリビングでいっしょにねてくれた…
おしっこができるように、てれびのまえにシートをおいてくれた…
すこしずつ、ここのおうちのことがわかっってきて
へやのあちこちあるいてみたり
みーちゃんをぺろぺろなめてみたりしたの
そんなふうにすると、おうちのひとは「あんず~、すごいねぇ」ってほめてくれるから
「だいじょうぶかな?」
「ここはこわくないかな?」って、ようやくおもえるようになったんだ。
そうしたら、なんだかるんるんしてきたよ
あたちがにこにこしていると、
みーちゃんやおかあさんもうれしくなちゃうこともわかったし…
あついなつはずっとすずしいへやですごせたし
よるは、まいにちきゃんちゃんとおさんぽしたよ
でも、1ばんは
だいすきなみーちゃんとくっついてごろごろおひるねがサイコー!なの
あたちがこのうちにきて、まだ2かげつなんて…
すっかりわすれてたぁ~!
あたちはここにくるまえに 「あずははさん」 のおうちにいたの
いま、「あずはは」さんちには「ふらっぺちゃん」ってこがいて
ほんとうのおうち・ぱぱやままをさがしてるの!
あずははさ~ん、
ふらっぺちゃんにも、おうちさがしてあげてね~
あぁ~、あんまりおしゃべりしすぎてねむくなちゃったぁ