人生会議サポートルームのTAOです
疑問に思っている施設があるんです
そこは軽介護の方から、重介護の方まで過ごしているんですけどね
施設にはケアマネージャーが在籍して入居者のケアプランを全て担っています
ケアマネージャーが常駐しているので、相談しやすいというメリットがあります
施設での生活では、映画鑑賞や出張イベントなど盛りだくさん(一部参加料必要)
入浴介助はもちろん、必要な人には排泄介助や更衣介助などなど
いろいろサポートしてくれています
で、、ですよ
ここまで聞くと、とてもサポートが行き届いているのですが。。
食事が摂れず長期に渡って点滴が必要になったり、痰吸引などが必要になった時、尿道カテーテルの定期的交換が必要になった時など、訪問診療サイドとしては訪問看護を利用してもらいたいんです
でも、、この施設
介護サービスを介護点数を利用し運営しているので、訪問看護利用のための介護点数は捻出できないと毎回言われてしまうんです
看護師は平日の日中のみいますが、健康観察をするのみで医療行為をしない仕組みなので点滴をしてくれません
プランの立て直しを試みるわけでもなく。。利用できないの一点張り
高齢になってくると、食事を摂ると肺炎になりやすかったり、食事を摂ることをしなくなる・・など、老衰による変化が出てくることは珍しくありません
そうなってくると、脱水症になるので長期に点滴が必要になります
場合によっては人工物だけど高カロリー点滴を行うためのCVポートや胃瘻というものも。。
CVポートや胃瘻を作らなくても、末梢血管からの点滴を行う必要はでてきます
訪問看護利用には「医療保険」で行えるものと「介護保険」で行うものの2パターンがあるんですけど、「医療保険」で行えるケースにはルールがあって。。
ここでは割愛しますが
利用したことがない患者様だと、急なひどい感染症の時に2週間の期間を医療保険で訪問看護を利用します(この仕組みは、月が変わればもう一度2週間の利用ができますが永久ではないです)
長期化するようなら、さっき書いたように栄養手段についてどうしましょうか?という話になります
話は戻るけど。。
でも、、この施設は訪問看護が点滴するために介護保険を利用することは困難
何が困るかというと。。
家族は施設から他の施設に変わりたくない
点滴してほしい
2週間経過して、点滴継続するならば訪問看護を自費で支払いする必要が出る
しかも出動回数や内容によっては1日2万という請求も。。
家族は点滴を止めるか、自費で訪問看護を利用するか、施設を変えるかの選択に迫られてしまいます
毎回、この施設について思うんです。。
入居前に施設ができることとできないことを予め説明して、特徴を納得した上で入居してもらえると良いのに。。と
施設も利益が出なければ運営ができないのはわかります
でも、状態が悪くなって対応ができないことになるって施設サービスとしては問題と感じてなりません
家族が生活する施設は、人生の最後まで過ごす場所にするのか
生活に支障が出るまでと考えているのか
いろいろな生活変化のイメージに臨機応変に対応してもらえるのかなど、しっかり説明を聞いた上で入居することをオススメします