先日、息子と二人で鉄道博物館に遊びに行きました。
そこには鉄道車両がたくさん展示されており、ほとんどの車両に
乗ることが出来ます。
とある車両に行くと、前後に二箇所ある入口を幼稚園児二人が
それぞれ一人ずつ両手を広げて
「ここには入れませ~ん!」
と言っています。
まず私たち親子の前に、サラリーマン二人組が入ろうとすると
進路を塞ぎます。
しかし、そこは大人の男性二人ですから無視して突破。
当然、幼稚園児がどうこう出来る訳もなくあっさりと通り抜けました。
続いて、私たち親子も入ろうとすると同様に塞いできます。
私も無視して息子とともに入口を突破。
一人はどこかに行ってしまったのですが、首謀者らしき一人が
車内でも私たちの前にしつこく立ち塞がり、
「入れませ~ん!通れませ~ん!」
と言って邪魔してきます。
この時の悪意に満ちた表情は恐ろしいものがありました。
そして完全に息子をターゲットに決めたようでした。
物怖じしない2歳児の息子は平均よりも体が大きめで、
この5~6歳の幼稚園児より少し小さい程度の体格。
(もしかするとこの園児には息子が同じ歳位に感じられたのかもしれません)
息子が強引に進んで行こうとすると、
赤ちゃんに毛が生えた程度のわずか2歳の幼児に対して、
コイツは本気で襲い掛かりました。
そして広げた腕を息子の首にかけ、ギロチン状態になりました。
さすがにこれは悪ふざけが過ぎると思い、その腕をふりほどき
無言で一発ブッ叩いて、泣かしてやろうかとも思いましたが、
一度冷静になって考えました。
大人の対応で、このバカなガキを幼いうちに修正してやろう
私「何でここを通れないの?」
ガキ「工事中~」
私「どこを工事してるの?」
ガキ「ここ~」
私「工事なんてしてないじゃん」
ガキ「通れませ~ん」
私「ここはみんなの場所で自由に入れるんだよ」
ガキ「・・・」
私「何でこんなことしてるの?誰のものでもないよね。」
ガキ「だって・・・」
私「わかるでしょ?みんなの電車だよ」
ガキ「ママがいつも言ってる・・・」
私「もうこんな遊びはやめてね~」
ってな感じで優しく指導しておきました。
最後の「ママが言ってる」の意味がよく分かりませんでしたが
バカの相手をしている間に息子がどんどん行ってしまうので
これ以上は関わりませんでした。
母親がこのしょうもない遊びを容認しているのか、
電車はみんなのものだと言って、いつも叱っているのか、
それは定かじゃありません。
私たちがその車両を降りた直後も、このガキどもは
また同じことを始めました。
どうやらコイツらは本物のバカだったんですねェ~
さて、後になって様々な考えが頭をよぎりました。
コイツはどういう教育されてるんだ?
親はどんな人間なんだ?
このバカのママって奴にきつく言ってやればよかったか?
こんなクソガキ、ろくな人間にならない!
必ず、将来イジメの首謀者になり、犯罪者になる!
あ~、俺は今日、犯罪者を一人見逃してしまった
犯罪を未然に防ぐためにもコイツには生涯消えないトラウマを
刻んでやればよかった!
などなど・・・
ただ、5~6歳児なんて物事の善し悪しを何も分かっていない、
という話を聞いたこともあります。
じゃ、いつから叱っていいんだろ?
昔は近所に子供を叱ってくれる雷オヤジ的な人が居たり、
知らない人でも迷惑を掛ければ注意されたりしたもんです。
子育て歴わずか2年の私には何が正解なのか分かりませんが、
一児の父親として、息子にはこのバカ園児みたいにならないよう
躾けていかないといけないと思わされました。
逆に自分の息子がこんなバカになってしまったらと思うと
ゾッとします。
今度、子育ての本をちゃんと読んで勉強しないといけないなぁ~