~埼玉新聞より~
優勝を争うチームの指揮官が、シーズン途中で解任されるのは極めて
まれなケースだ。現在5連敗中とはいえ、首位と勝ち点6差の4位。
優勝、アジア・チャンピオンズリーグ出場圏内の3位以内の可能性は十分ある。
毎年残留争いを演じてきたチームを一時は首位へと押し上げたベテラン指揮官は
なぜ、志半ばで去ることになったのか
ベルデニック監督は間違いなく今季の大宮躍進の立役者の一人である。
確かに現在5連敗中と、前半戦の勢いはない。
しかし、2009年、5連敗しながらもリーグを制した鹿島の例もある。
巻き返しのチャンスは十分残っている。
しかも、昨年まで毎年残留争いをしていたチーム。
シーズン途中での解任はあまりに厳しいという意見が出るのは当然だ。
それでもクラブは指揮官を解任した。
いや、解任せざるを得ない状況がチーム内に起こっていた。
まさに苦渋の決断だった。
ベルデニック監督は自分以外のスタッフが選手たちに直接アドバイスすることを
嫌った。
だが、実際は当時ヘッドコーチだった小倉テクニカルダイレクター(TD)らの
助言などが、非常に大きな効果をもたらしていた。
大宮の躍進は有能なスタッフ陣に支えられていた部分が大きい。
指揮官だけの力ではここまでの飛躍はなかった。
選手たちのコーチ陣への信頼も厚かった。
その筆頭だった小倉TDが7月21日、ヘッドコーチからTDに就任。
突然現場から離れた。
ヘッドコーチ時代の小倉TDは練習でも試合のような厳しさを選手に求め、
ほとんど選手を褒めなかったベルデニック監督とは違い、褒める時は褒めた。
TD就任後は一歩引いた形で練習を見つめることになった。
連敗が止まらなくなると、頑固な指揮官に対して選手らの意見が
ぶつかり合う事態に発展した。
10日のC大阪戦前に選手だけのミーティングを開いた。
しかし、チーム内の不協和音に「勝ちたいのか、負けたいのか、どうしたいのか」
と、選手たちの不満はピークに達していた。
結局、「チームの一体感が保てなくなった」そうです。
あ~あ・・・
一体どうなってしまうのか?
ズラタン、ノヴァコヴィッチも去るのかな?
そしてらマジで今後は落ちていくだけだな。
何とか立て直して、頑張って欲しいもんだね!