2011年IMJ(統合医療学会北海道支部)ニュースレター投稿紹介。

 

身体のリズムと健康

陶氏診療院院長・医学博士 陶恵栄

 

23-1時熟睡の時間帯、胆経

 

23-1時、子時、胆経の働く時間。胆嚢、西洋医学で分かる機能で、消化、吸収助ける役で、現代高蛋白質、高カロリーの食事が、胆経を弱くさせ。胆経のもう一つの働きは「判断、勇気」を司。中国医学で、「凡十一臓取決于胆」(胆経以外の十一臓腑の機能が胆経に依)、日常生活胆経の養生が大事。

 

23-1時の時間は、熟睡で、胆経や全身休みの時間帯。熟成するため、人により、22時前後が就寝必要。冬はもっと前に倒す。中国医学の養生も「子時」の睡眠が重視しております。その、全身の「陰気」が最強から弱くなりはじめ、「陽気」が段々育ちます。昼陽気の順調に働くため、十分質のある睡眠がとても重要。「陽強則寿、陽衰則夭」(陽気が強ければ長生きになり、陽気が衰弱したら短命になる)、陽気育成の時間が、起きて使うと陽気が育たなくな。身体の陽気が地球上生物から見た太陽の存在で、なければならない。

 

睡眠で陽気を養うことは、生命最も重要なこと。子時、疲れたらいつでもどこでも寝。大人になると、自然の生理要求を無視し、色々な理由で大事な睡眠が後回しすることになり、「借金」の形で、身体の元気を少しずつ奪夕食、食べ過ぎる、遅く摂取することが、自分の睡眠不良の原因にな

 

1-3時肝臓修復、解毒、肝経

 

 1-3時は肝経の当直時間。肝臓は五臓六腑中の将軍。解毒、蔵血、参謀の役割で、情緒に一番敏感。肝臓自体、アルコールに一番弱い。その時間が睡眠が第一。もし1-3時、まだ起きていて、お酒を飲むと肝臓がダブルパンチにな。肝臓弱い方、「木」に属する方、朝1-3時、は春に生まれる方、肝臓の養生が1-3時に力を入れたほうがいい:寝ることだ。

 

 早寝をしても、1-3時、トイレ行く以外、目が良く覚める方、肝臓の異常があると考えられ。実に肝臓の代償能力が大きい、1/4の正常肝臓細胞があれば、普段の肝機能検査の数値が正常。そのため、肝機能正常だから、肝臓の問題がないと言い切れない。

 肝臓が五臓六腑の中、唯一再生できる臓器。そのため、肝臓病治す他の臓器より容易だ


 心は喜ぶがいい、脾は思考が得意、肺は憂いっぽい、腎は恐怖に苦手、肝気が変動するとりやすい。五臓六腑と情緒は密接な関係る。

 

 男性が外向き怒ると、肝気がさらに傷つき。女性は我慢すると、肝木克脾土(肝は木に属く、脾は土に属く、肝気が強くなると、木が土に勝つ、木克土という)、胃腸の不調や、胃炎、胃潰瘍などが発生する。女性がストレス溜まると、肝経と胃経通過する乳腺がシコリ、腫瘍が発生しやすい。

 

 「久視傷血」(長時間読むと血が痛む)、「肝蔵血」(血が肝に貯蔵している)、「目受血而能視」(目が血を受けて、物が見える)、「肝開竅于目」(肝気五感の現すは目)、「黄帝内経」の教えが、肝と血と視力の関係が、一目瞭然、分かりやすい。近代生活、パソコン、テレビ、視力低下の要素が溢れ、肝経の養生が心掛けましょう。楽しい生活と仕事のため、肝胆修復の時間帯、十分睡眠を取り、目をしっかり休憩することをお勧め

 

 「黄帝内経」の教えを理解し、現代生活の健康養生を活かしましょう。