2011年IMJ(統合医療学会北海道支部)ニュースレター投稿紹介。

 

身体のリズムと健康

陶氏診療院院長・医学博士 陶恵栄

 

15-17時、体液循環ピーク、膀胱経

 

膀胱経が小腸、脾消化後、不要な水分をまとめて排出。「午後の紅茶」の言葉の通り、その時間帯で水分の摂取が身体負担が一番少ない。コーヒーが東洋人原始の飲物ではない、もしコーヒーが好きな方、この時間で、一杯飲んでも、身体の影響が最少で抑える体内水分調節の時間帯、足の浮腫みが時にあり、その時間、靴を買わないこと。15-17時は第二勉強と仕事の黄金時間。15-17時、元気がない方、気血が足りない膀胱経の問題。解決方法が、まず早く寝ること、は正しく食事を取ること排尿の時、歯を噛み締めるのは膀胱経の簡単の養生方法。

 

17-19時、先天のエネルギー源、腎経

 

「腎」は中国医学最も重視する「臓腑」の一つ。「先天の精」(親から頂いたエネルギー)、生命の源と言われ。一度頂いた腎気、一生使。減ることが有るけど、増えることがないでしょう。上手に使うのが健康長寿のキーワード。腎気は成長、生育、発育、修復、身体陰陽の基本。「水」と「納気」(吸気と収める)を司り、腎気が虚弱になると、腰痛、風邪が引きやすい、老けていく、病弱にな。腎気が親から貰ったもので大事に使うしかない。特に「腎気」を消耗する生活を禁物。激しい運動や、食べすぎ、飲みすぎが避ける。特に冬は腎気修復、調整する季節で、冷たい飲物や、身体特に下肢の冷える行為(部屋の頭熱足冷の暖房も)は禁止。部屋の温度が低くても、足元が暖めればいい

現代生活、一番直しにくい習慣は、夕食の量。身体のリズムを考えると、消化器官働く時間帯ではないから、夜遅く働く人に、一番軽く食事を済まして欲しい。人生、一年中の秋だ。

 

19-21時鼻血と関係ある、心包経

 

心包、中国医学の専門用語で、心が病んだら、直接治療が受けられない、心の周りからしか出来ない。一つは心と表裏関係の小腸、もう一つは心包。心は君としたら、心包は大臣です。心を守る役割で、心の非難も心包で受け。心の病気の治療でも、心包や小腸から始ま精神的な症状が、この時間帯に静かに療養が肝心。暴飲暴食は致命的な行為。心包経を通過する両手の中指、お互いに引っ張ると鼻血が止まる。

 

21-23時、免疫機能修復、三焦経

 

三焦、中国医学の独特専門用語。上、中、下焦の総括。上焦は横隔膜以上、心肺の範囲と言。中焦は横隔膜と臍(へそ)の間、胃、脾中心して、肝、胆も含め。下焦は臍以下、腎、膀胱、大腸、小腸を言。五臓六腑を揃えて、全体の統括の「大腑」。勿論各臓腑の機能と違って、臓腑間の連結、円滑活性化する機能。西洋医学の免疫機能、リンパ系統のような働

三焦経の働きを理解が出来たら、健康養生のこともわかりやすい。一年が四季があり、春生・夏長・秋収・冬臓(春は芽生え、夏は成長、秋は収穫、冬は貯蔵)の自然リズムがあり、その縮小版としての一日を考えると、21-23時は、冬季の初めで、休みの時間帯。すべての臓腑をリセット、修復、翌日働くの準備時間帯。

 

その時間、自然的に、「強制的」に休みの人々を思い浮かべてみてください。まず頭に浮かぶのは年寄り。年寄りは早寝。次は子ども。寝る子は育つのも常識。三番目は入院患者。寝ることを確保してして、身体修復を強制的に行。以上の例は、免疫低下、免疫不全、免疫バランスが崩れた人たち。一言で免疫正常ではない人は自然に21時から寝。四番目は軍人さん。自分軍医大学勉強する時も同じ、軍隊生活の規則により21時消灯。軍人が特殊の職業で、いつも最高状況を保たないといけない。

21時から休む事が分かれば、寝る前の足湯が薦め。足洗うより、全身温かくなる足湯。冬の長い風呂は避ける為、足湯がいい。水分摂取は19時前までに。就寝前、水分の摂取が控え。睡眠中の尿意が、睡眠質低下の大きな原因。夕食が食べすぎないように心掛けましょう

 

 21-23時、中国では「亥時」と書く。「亥」の漢字を見ると、上の二画は陰陽と代表、下は男女二人です。前のは腹が大きい女性、妊娠の意味で、後ろが男性で、陰陽交合は陰陽バランスを取る時間帯。夫婦生活もこの時間帯が最適だ。