佐々井秀嶺師の講演@護国寺
昨日は先日、八丈太鼓の時にお話しに出た佐々井秀嶺師の講演に護国寺に行ってきました。
佐々井ジーはインドに渡り、インド仏教復興に尽力し、1億人のリーダーとなっている。
その師が44年ぶりに日本の地を踏み、もう2度と日本の地は踏まないという。
とっても貴重な講演だ。
74歳という高齢を感じさせない凄いパワーに満ちた声で、約2時間のスピーチ。
護国寺に集まった500人の人が皆そのパワーに包まれた。
今回の目的はお世話になった方へのお礼とお墓参りだという。
「カースト制度」の中で下の下の、またその下にいる人民を救った師の言葉は『静』というイメージの仏教を払拭させた。
とても、攻撃的なイメージが強い。瞑想をして目を閉じるのは中産階級以上の人々がする己との対話であり、人民と向き合う師は目は閉じていられないのだという。
そんな強さと攻撃性が全面に出ているように思えた師であったが、お帰りの時にはとても優しいお顔だった。
ちゃっかり者の私はすかさずベストポジションに移動し、握手をして戴いた。とってもふっくらとした優しい手だった。
握手をして戴いたので、場所を移動したのだが、またまたラッキーに
2度目の握手!
そして、そのチャンスを逃した、一番握手をしてもらいたいであろう友人のHさん。
車が信号待ちで止まった時に、顔見知りのお坊様が車に近づき、ウインドウが下りた。
チャンス!なのに行かないHさん。
師から「来いよ!」のお声もかかり、私が手をひっぱり、師と握手をすることができた。
先ほど握手のチャンスを逃した2人も握手をしてもらった!よかった~!
こんなチャンス、氣が引けてちゃいけないよね!
私はどんどん行っちゃう!
今日のお話の中でマイノリティーの宗教の話がでた。
私のビジネスをサポートしてくれているインド人の社長はシーク教徒で、インドにおける仏教と同じマイノリティーである。
そのシーク教とも共通する何かがあると感じた。
シーク教の寺院では異教徒であっても平等に扱われるのだそうだ。男女の差別ももちろんしない。寛大な精神の持ち主である。
そして、当然ながら彼等もカースト制には反対の宗教である。
強さの中の優しさには共通するところがあるのかもしれない。
佐々井ジーは講演の時とお帰りになる時は全く別人のように顔つきが違った。
スピーチの時は1億人の民のリーダーとして、背負っているパワーがみなぎっていたが、握手をして戴いた時はほんとうに穏やかな優しいお顔をされていた。
帰りにインド料理を食べて帰ったのだけど、その話は明日に日記に書くこととする。