病気ってなんでしょう?
体に何か異変が起きたとき、病気と考えがちです。
しかし、どのような異変が起きたとき、病気なのでしょうか?
痛みやかゆみが出てきたときでしょうか?
それとも、検査で異常が見つかったときでしょうか?
何をもって病気とするかは、実はけっこう難しいのです。
例えば、がん。
私達は毎日、5000個くらいはがん細胞ができてしまいます。
最近の検査では、その一つが偶然、見つかる可能性があります。
では、見つかったらその人はがんなのでしょうか?
実は、その状態ではがんとはいえません。
がん細胞はみんな誰しも作っているものだからです。
ですから、がん細胞が見つかったからといって、がんとはいえないのです。
もし、一つでもがん細胞が見つかったら、がんという診断がつくのであれば、人はみながんになってしまいます。
私達はがん細胞ができても、免疫の力で大きくならないようにしているのです。
それが健康な状態です。
がん細胞があるかどうかよりも、がん細胞を抑えているかどうかがポイントなのです。
では、病気とはいつからを指すのでしょうか?
それは病気と思った時からです。
意識し始めたときから病気になるのです。
「病を気にする」
ここから病気が始まるのです。