ある糖尿病の方のお話です。
その方はいつもあめ玉をなめていました。
「どうしていつも飴をなめていらっしゃるのですか?」
私は疑問になり、聞いてみました。
「これはお医者さんの指示なの。クスリの副作用の予防に、いつでもなめているようにいわれたのよ」
低血糖の症状を起こさないための予防のようです。
しかし、これって、おかしいと思いませんか?
糖尿病の方では糖分を控えることが現代の栄養療法では最大のテーマだと思います。
それなのに、いつも飴をなめるように推奨しているのです。
血糖降下剤を使用すれば、あめ玉をなめてもよいというのでしょうか?
あめ玉をなめてもらって、血糖値を上げさせて、薬を使用しているのです。
どうしても、わかりませんでした。
このような場合は、あめ玉をなめさせるのではなく、薬物の使用方法を再検討することが必要だと思います。
そして、薬物の使用量を控えたり、薬剤を変えたり、使用を中止することもあるかもしれません。
これではわざと血糖値を上げさせて、薬を使わせ、自分のインスリンの産生を悪くさせているように思います。
病状を進行させているようにしか、私には受け取れませんでした。