マイナビ女子オープン本戦1回戦第2局、香川愛生VS山口絵美菜の
対局は、119手で先手の香川愛生が勝ち、準々決勝に駒を進めました。

先手香川愛生、石田流三間飛車美濃囲いに対し、後手山口絵美菜は
イビ穴に組みます。
先手が7六に浮かせた飛車を支えに角が7七と上がれば、後手は
飛車を7筋に向かい合わせ、互いの銀が6五の地点を狙う態勢で
6筋7筋からの激突がかがわれます。

先手が1筋の歩を上げると、後手は穴熊ながらそれに応えます。
戦いは4筋での歩の交換から始まり、先手が銀を4五に上げます。
そこで後手が飛車を4筋に回したところで、先手は 7筋で歩の
交換。後手が4筋を強化するように銀を5四と上げれば先手は
銀をさっと下げます。

後手が7三と桂馬を上げたところで、先手の飛車が7四と上がった
場面で、いきなり後手は7七にある桂馬を角で取ります。
これは飛車でいったん取られますが、上がった桂馬が8五と
飛んで、飛車角両当たりで実質桂馬得の交換に。先手は角を
あげて、飛車が成り込みます。
続いて後手は金銀両当たりの桂打ち。結果的にこれがどう
だったのか、金銀両方に逃げられてしまい、何か誤算があった
ようです。

しかし後手は角打ちと桂馬を支えに駒を大量に投入して
先手の守り陣を壊していきます。先手陣崩壊ながら、攻め駒が
一つ足りずに駒の打ち合いは先手が優り、玉の守りが再構築。
後手は攻めの決め手に欠けて一気に攻め崩すことが
できませんでした。

手番が先手に回り、香川愛生の穴熊崩しが始まります。
なんとか隙を見つけては攻めの手をつなげたい後手
山口絵美菜でしたが、再構築された先手玉は遠く、攻めが
追いつきません。終盤はやはり経験の差が物を言い、
香川愛生が貫禄を見せつけて粘る山口絵美菜を振り切り
ました。