リコー杯女流王座戦二次予選 中井広恵VS藤田綾の対局は、
139手で先手の中井広恵が勝ち、本線に駒を進めました。

先手中井広恵居飛車、後手藤田綾三間飛車の出だしに、先手が矢倉に進むと、
後手は3間に
振り直し、4段目に飛車が上がるのを見て後手から角交換。後手は美濃に組んで
お互い体制を固めます。

後手が左銀を中央に繰り出し、先手が応戦の形で飛車を4段目に上げるとすかさず
後手は角を打ち込んで馬を作ります。対する先手も、後手の銀をうわずらせてできた
隙間に角を打ち込んで馬を作ります。

後手は狙われた銀を生かして銀交換から馬で金を取り、攻め駒を増やしますが、
先手は馬を要に歩を打ち込んでの金銀交換から金を打ち込んでじわじわと
攻めていきます。

後手は桂馬を飛ばして攻め駒を増やしながら、さらに飛車の横利きを通して
先手の攻めに対抗します。
先手は後手の成桂を奪って後手玉の玉頭からへの攻撃を見せながら馬交換を要求。
後手は嫌って飛車馬交換で奪った飛車を相手陣下段に打ち込みます。

先手からの正面からの桂馬の攻めは桂銀交換で処理。さらに後手陣を脅かす
中央の歩金も交換で精算。対する先手も自陣を脅かす竜を金銀2枚替えで精算。
終盤に入りながらも形成は振り出しに戻りました。

手駒に桂馬を持つ後手は2枚桂に期待をかけます。かたや先手は3枚の大駒を使って
攻めたいところ。飛車を打ち込んで様子を見ます。

攻めの決め手が見つからない後手は飛車を中央に回して成り混みを狙いますが、
その間に先手は端攻め。これを軽く考えたのか、安易に応対した後手は一気に
攻め込まれます。2枚香に竜を合わせた先手の攻めに後手はなすすべもなく崩壊。
先手玉に迫る足がかりもなく投了となりました。