挑戦者岩根忍の先勝で始まった倉敷籐花戦3番勝負第2局、先手里見香奈倉敷籐花、
後手岩根忍は、111手で先手里見香奈が勝利し、対戦成績を1勝1敗のタイとし、
防衛に望みをつなぎました。


合三間飛車になった戦いは、先手が歩の交換からひねり飛車模様に飛車を動かし、
後手を翻弄した後、お互いの飛車角が相手陣をにらみ合った状態で、恒例の
公開対局に入りました。

先手は慎重に相手陣の守り駒を剥がしにかかりますが、後手も先手陣をおびやかし、
頓死筋も見えつつ、お互いに持ち駒が少ない中、決定的な勝ち筋が見えません。

それでも飛車角を生かす攻めを続ける後手に対し、先手は狙いの角がうまく
働けない、その差が最後には勝負を分けました。

勝敗の分かれ目となったのは、先手の攻撃の隙間をぬって後手が桂馬を進めた
ところでしょうか。後手の攻めが若干早く、先手の攻守に効かせた飛車が攻撃一辺に
転じる前だったため、先手の受けが十分間に合う状態になったのが後手にとっては
惜しまれるところではなかったでしょうか。

先手玉がわずかに残している状態で、後手玉に詰めろがかかり、終盤力に定評のある
倉敷籐花の前には、最後の守りもつぶされ、最後はタイトルホルダーの貫禄で
前回の緩手もないまま後手玉を寄せきりました。

一手一手の緩手が命取りになる緊迫した戦いは、観客にも迫力が伝わる
戦いになったと思われます。

決着局は明日、同じ場所で行われます。