芝居と日常
なんか、食べてる…。パクリと、なるちゃん↑(笑)ということで、本日はいのさちの稽古にお邪魔してきました。いのさち、とはノアノオモチャバコの主宰も参加するユニットですな。俳優、脚本、演出のシンプルな形で舞台を作るとな。が、その演出(うちのボス)が仕事で稽古にいないため代わりに代打?のようなことをしてきました。今日で2日目、最終日かな。うん、みんな奮闘しています。芝居を創るというのは、やったことのない人にはとても特殊なことなんだ。「ゼロから創るのだから、すごいね!!」と、管弦楽をやる友人に言われた。確かに、有名な曲、指揮者、お手本があるという点では違うのかもしれないけれど、私は演奏ができるのもすごいと思ってしまう… 隣の芝は青いということかしらん?(笑)さてさて、強面の演出家がいない間、しがない女優があーだ、こーだと言わせてもらいました(笑)でも、見ていて本心から割と包み隠さず言いはなったと思う。この場に間違いなんてないのだろうと思うから。あとは、ボスよ、修正してくれ(笑)それぞれの俳優の良さがあり、役としての葛藤がある。それが、観たい。要約すれば、それだけを伝えていた。より良い役者になるためにいろいろなメソッドがあるけれれど、大切なのはやはり自分だ。何を感じ、何を思い、行動したか、つまりは選択したか。私はただ、そこに寄り添うことしかできなかったけど本当に肚に落ちた時は人間目の色が変わると痛感した。そして、こちらも伝わったということが素直に嬉しい。*****時として役者は迷う。役に対して、自分に対して。でも、そんな時に大切なのは何よりもそうこうしている自分なのだ。Yahoo!ニュースか何かで、有村架純のブレイク秘話としてオーディションに落ち続ける中、事務所の社長から「とにかく自分を知りなさい。何を感じているかを知りなさい」と言われたという記事を読んだけど、まさにと思った。演出家に否定され、そして自らをも否定する。その先には否定した未来しかない。もちろんそこから這い上がってこいよ、という思想も歓迎するけれど、潰れてしまったり、それを繰り返してばかりでは前に進めない、というか進んでいる実感が自分に湧かない。でも、いいのだそれで。これは小手先のメソッドでは立ちゆかない、稽古場にも行けなくなってしまったあなたへ。そう、今この瞬間のわたしへのメッセージ。身体は確実に進化している。身体は覚えている。思考がマイナスに全てを働いて、進化の全てを邪魔をするだけだ。本当に人間は頭が良い。思考という脳の機能が行動にストップをかけることで、不安という感情から慎重に物事を完結しようとする。これ以上は無理、だめ、ほらその通りでしょ?と傷つくのを恐れ、自分を守ってくれるのだ。ありがと。でも、大丈夫だよ。何をしても、わたしは傷つかない。だめでいい。自信なんて誰も持っていない。持つ必要もない。そもそも、自分が舞台に立つ時点で、迷惑だし、迷惑をかけたくなければ、舞台になんで立つな。だから、信じろ。立ちたいと、立つと決めた自分の気持ちを。自分が信じられないなら、周りを信じろ。一人で舞台に立つな。答えは自分の中にある。そして、相手の中にある。うまくやろうと思った時点で、うまくなんてできない。だってそこには、うまくできていないという前提があるから。あなたはあなたのままでいい。あなたの見た感じた世界を、私は観たい。*****本当に、自分を知りたければ、みんな演劇をやればいいんじゃね?と最近思う(笑)メソッドや方法論はたくさんある。私も最近読んでいるのはステラ・アドラーの演劇論だ。ふむふむ、へーで終わってる感はなきにしもあらずだけど、読まないよりきっといつか肥やしになると思っている…。メソッド、演劇論の多さだけでもそれだけ、多くの人が苦悩してきたという証拠。シェイクスピアもイプセンもチェーホフも苦悩したことを、私がわかるわけないじゃん!…あ、彼らは演出家ではなく作家か(笑)いずれにせよ、万人通じる確固たる答えは無いのだろう(笑)でもただ一つ、私が経験から云えることがある。本当に大切なことは、自分がどう在りたいかを明らかにすること、だ。演劇は社会のいろいろなものを投影するという。演劇史に名を残す戯曲をならべてみれば、それは人間の苦悩と思考の歴史だろう。ならば、今の自分を投影しろ。不器用でブサイクな、今を必死で生きる自分だ。そう苦悩する自分をもだ。演劇は「人間動物園、見世物小屋だ」と言った人がいる。私はとても得心した。見世物になるんだ。今の自分以上にうまくやることなんてできない。役を生きるとは、自分をあきらめる(諦める・明らめる)ことだ。自分を自分で感じて認めるのだ。たとえそれがどんな自分でも。さあ、あなたは、それでも舞台に立ちたいですか?注)俳優 成瀬清春 いつかの稽古場にて。なんとなく、代表井上あさか氏が写り込んでいる(笑)*****稽古2日間ながら、寄り添った仲間達の奮闘。観にきてください☆いのさちせかんどし~ずん「窒息」または、「Untouchable」2016年3月3日(木) 20:004日(金) 14:00 / 19:305日(土) 14:00 / 19:006日(日) 11:007日(月) 14:00※受付開始時間は開演の45分前、開場は開演の30分前になります。脚本/春槙たわし演出/寺戸隆之出演/井上あさか 伊藤あすか 澤井裕太 成瀬清春 青木準 MaRiNa 中澤明日香今回も日替わりゲスト、アフターイベントあり!詳細は後日発表!■公演会場下北沢OFF・OFFシアター■チケット前売り2,800円/当日3,000円いのさちWEBhttp://inosachi.com/index2.html