今年もバレンタインフェアが自分の職場であって、いろんなチョコレートを見た。
見すぎて、何がなんだかわからなくなり、あぁもう今年はマイチョコはやめようかなぁなんて思っていた矢先。
出逢っちゃったんだ、これに↓


神戸フランツ 神戸魔法の壷プリンギフトセット❤
魔法の壷プリン3個とレアチーズケーキ3種、クーベルチュールチョコを使った、ミルク、ストロベリー、プレーンの3タイプの魔法の生チョコレートのセット。
5年くらい前に大エルミタージュ展を観に神戸に行ったとき、魔法の壷プリンを買って帰りたかったんだけど、泊まってるホテルから市内にいくつかある店舗が遠かったのと、持ち帰る重さに負けて買えなかったのよね。
もぅぅぅ嬉しくて即買いしちゃった。
お値段4,500円也。
世の女性たちが自分へのご褒美に買うマイチョコの平均的相場だそうな。
もう義理チョコとか世話チョコとか、そんなのを配る文化はなくなっちゃったし、パートナーに贈るのにも3,000円くらいが相場らしいんだけれど、自分用となるとちょっとね、贅沢しちゃうのね、みんな<⁠(⁠ ̄⁠︶⁠ ̄⁠)⁠>

本当はホワイトロールがついてるバージョンのもあったみたいなんだけど、それはもう売り切れ。
また次の機会に食べたいなぁ。


で…
食べてみました、初壷プリン。
クリーム、プリン、カラメルの3層になっていて、それを同時にスプーンですくって食べてくださいって説明書に書いてあります。



なんかね、クリーム層とプリン層が同じくらいクリーミィで、普通のプリンよりはかなり柔らかくてなめらかな感じ。
カラメルは香ばしく。

あっという間に、うちの家族はもう魔法の壷プリンの虜に。

「なにこれ〜?」
「なめらか〜」
「ふわふわしてる〜」

点数は90点かな。

なんで100点じゃないのかというと、あとの10点はね、もうちょっと食べたいって大きさだからなの。

コンビニとかにすごく小さなプリンが売ってあるよね?
あれくらいの大きさか、もう少し小さい感じ。

でもね、そこがまたいいのよね!
父は「もう2周り大きかったら…」なんて言ってたけど、もうちょっと食べたい!って思わせるところがたぶん〝魔法〟。
だって、またリピしちゃうもんね、絶対。
チョコプリンもあるみたいだし。


ひとつだけ切なかったのは、まるで我が家の事情を知るように、3人分のセットだったこと。
本来なら4人分でなくちゃ買えないのよね、父母にあげなかったとしても、3人分じゃ二人で食べるのだって揉めそうだし(笑)
喉仏のお骨はもう3回忌に納骨して、それ以外のお骨はお願いしたけどもらえなかったから、あたしがお祀りしているのは彼の愛用していたピンキーリング。
あたしの誕生石が入っていて、他にも自分の誕生石とか色々自身で決めて作ったオーダーのものだから、その分思い入れも強いかなって思って、結婚指輪ではなくピンキーリングをお骨壺に入れてある。
その横の遺影の前に、お灯明とお線香立てが置いてあって、そこに一度壺プリンを御供えしてから(だって今日はバレンタインデーだからね)、それをあたしが食べるという形をとった。



いなくなって、もう4年目に入った。
もう4年目、あたしにはまだ4年目、だけどね。
最初の頃は、いなくなったことが信じられなくてプライベートで撮ったビデオのblu-rayとか見れてたんだけど、昨年の秋くらいから、もう本当に帰って来ないんだってことが心に突き刺さるようになってきて、現在はその顔も姿さえも見ることすら悲しくて、ほとんど過去の映像や写真を見られなくなっている。
遺影の写真は笑顔。
それもまた悲しい。


だけど、こうして今日もあたしは幸せに生きてる。
彼が遺してくれたものたちのおかげでできることがあったり、欲しいものが買えたり、弁護士さんから未だ届く四季ときのプレゼントともまだ続いている。

今年は2種類のシクラメンを買ってみたよ。

薄紅と真紅。
リビングから見えるテラスにお花があると癒やされる。



明日があって、朝目覚められて、本を読む時間や音楽を楽しむ時間があって、毎日が平穏無事だというのは当たり前のことじゃない。
彼がいないという現実が自分を苦しめるのは仕方ないと心得て、その菩提を弔いつつ、この心に永遠に住むあの人に支えてもらいながら、明日からも顔を上げて明るく元気よく生きていくんだ。


それが、いまのあたしにできる精一杯の生き方なの。



Happy Valentine's day!
これを読んでくださるあなたにも愛と幸せを(⁠◠⁠‿⁠・⁠)⁠—⁠☆
皆様がいい一日を過ごせていらっしゃいますように☆


魔法の壷プリンショコラ、また買う❤