昨日、お別れした。


愛車ラクティスと。


17年、26万キロ。


別れ際、フロントガラスにキス、、、、はしてないけど、助手席の窓ガラスに手をあてた。


ありがとうの思いを込めて、、なんて言うのも嘘で、とにかく寂しくて。


新しい車に乗りかえる僕を、ディーラーの僕の担当者は、ニコニコして、見送る。


まぁ、そりゃあ、そうか。


ずっとラクティスの面倒を見てくれたディーラーの彼にしてみれば、とうとう、新車買ってくれたぜ、ハイブリッドの未来をどうぞ!! ってな具合だけど、僕は望んで変えたワケじゃない。


30万円でエンジンを載せ替えないと車検が通らないと言われ、渋々、買い換えてる。


普通は、新しい車にする時は、ニコニコするものだ。


なので、車屋さんを後にするとき、サイドミラーに映るラクティスを見送って、それは、まるで、小4の頃、うちに迷い込んできた猫を捨てて来なさいとお母さんに言われて、お父さんと多摩川の河川敷に行って猫を放してきた時の、あの感覚。


そして、今日。


通勤するとき、見ちゃうね、ラクティスとすれ違うと。


ハッとするけど、他人のラクティス。


他人の空似。


そして、僕のラクティスは、今頃、どうなってるのか思う。


これは、、、何なんだ、この感覚は。


寂しい。


しばらくは、こんな気持ち。