昔は誰かに嫌なことされて、言われて、その場で抗せなかった時、気の知れた人に愚痴って、そいつに対しての悪態ついて、怒りを発散させていた。


でも、最近、気づいたんだ。


発散は、鎮火ではない。


その愚痴を言うほどに、その人を憎む気持ちが増幅される。


それは、己を醜くするし、人間関係上、付き合わなきゃいけないんだから、色々と、余計な気遣いも増えて効率的じゃない。


だったら、悪く言われても、悪く言い散らかさず、黙っていた方がいいなって。


一種の悟りか。


僕にしては珍しい方向性。


なるほど、これが“不惑”というやつかも。


いよいよ、50が近づいている40代だけど。


でも、最近、そんなこと、心掛けている。


今日もうまくいった。


明日も、きっと、ね。