小六の息子を誘って、富士山かぐや姫ミュージアムへ。

要するに富士市の郷土資料館。

旧石器時代から昭和の頃まで、時代を彩る遺物が展示してある。

石器、土器、埴輪、武具・馬具、木簡、軒丸瓦、、、等々。

中でも富士川水運の発展を紹介する模型とプロジェクションマッピングは秀逸。

5分程度の映像だけど、見入ってしまった。

モチロン、博物館の名の通り、かぐや姫伝説の富士山バージョンについての紹介も豊富に。

月に帰るんじゃなくて、富士山の洞窟に籠もるって話、県民にも関わらず知らなかった。

古代、噴火を繰り返していた頃、その沈静化を祈り、富士山周辺に多くの神社が建立されているから、そうした伝説も生まれやすかったのかも知れないな、、、などと歴史ロマンに浸れた。

何より、客が少ないのがいい。

ミュージアムにとっていいことではないけど、都会の人混みの博物館だと、ゆっくり見れないし、ましてや歴史ロマンに浸る余裕もなく、キャプションも読めず、押し流される。

そして、客以上に、蝋人形が多数。

再現された竪穴住居に、宿場町の店先に、良くできた蝋人形が、死んだ目でこちらを見ている。

生きてないからアタリマエだけど。

時折、小六の息子は、角を曲がるたびに現れる古代の人に遭遇しては、「ひゃー」って、悲鳴を上げていた。

おもしろい。

そんな秋の休日の午後。

久しぶりに子どもとお出かけして癒された。