僕の愛車はトヨタのラクティス。
2007年に購入した。
それまではトヨタのデュエットという小さな車に乗っていたのだけど、子供が生まれて、もう少し大きい車が欲しいなと。
そして、何より、大好きなアーティストである槇原敬之の36枚目のシングル「GREEN DAYS」がラクティスのCMに起用されたことから、迷わずに買った。
以来、13年が経ち、走行距離は18万キロに達した。
お金がないので、そんなにホイホイ車を買い換えるなんてできない。
特に、ラクティスに不都合はない。
テールライトの部分に隙間が出来てしまったようで、そこから雨水が入り込み、ちょっとした金魚などを買うことの出来るほどの水槽と化していることくらいで、あとは順調に走っている。
でも、職業柄、雨に濡れたテニスボールを積んだり、雨に濡れたテニスシューズを積んだり、汗にまみれたテニスウェアを頓着無く積み込んでいたせいで、得も言われぬ匂いが車に充満している、、、らしい。
らしいのだ。
僕は分からない。
小四の息子は泣き出すくらい、匂いがヤバイらしい。
「僕、全然、分からないんだけど」
と奥さんに言うと、
「tanyちゃんの匂いと一体化しているかも」
など恐ろしいことを告げてきた。
別に車を換えたからって僕の加齢臭が消滅するワケではないが、浪費家の僕とは対極的にお金を使いたがらない奥さんのはずなのに、車の買い換えには積極的で、テールライトの交換の傍ら、新車を見てくれば、と言うので、行きつけのディーラーに行ってみた。
奥さんが勧めているのは、Roomyなるワゴン型のコンパクトカーだ。
まぁ、ラクティスに近い。
僕的には、個性があまり感じられないナァ、とピンと来ない感じなのだけど、子ども達は、結構、気に入っているらしい。
スライドドアに魅力を感じるようだ。
まったく、その感覚、分からないけど。
お店の人が、試乗してみますか、というので、おそるおそる、周囲をぐるっと一周。
何か、ラクティスよりも踏み込みに力がないような気が、、、。
気のせいだろうか。
ターボ仕様のものもあるようなので、そちらなら気にならないのだろうか。
新車は、やっぱりいいものだけど、13年も乗っていると、身体の一部のようで、やっぱり簡単には思い切れない。
本当は、マッキーが、次、何か、車のCMソングを作ったら、乗り換えようと思っていたのだけど、ちょっと、その見通しは、今のところ、立たなそうだし。
決断の時なのか。
いや、“換えない決断”という手もある。
うーん、悩み所。