大した話ではない。


去年、ある大会に出た時、そして今日、前の職場の若い人たちとゲームした時、気づいたことがある。


僕は後衛なのだけど、どう、ゲームに入ると、結果、勝ちに結びついているか考えた時、


“相手と乱打を続ける気持ち”


で、ラリーをしていると、良いことに気づいた。


36歳。


テニス26年目の人が言うことではないが。


僕は、どちらかと言えば、パワーヒッターなので、とかく、スピードボールを打ちたがる。


前衛を抜く、と言うより、ぶち抜くような気持ちで打ってしまう。


しかし、そのスーパーボールが、10球打って、何球入るか、考えた時、あまりにネット、バックアウトが多い実態がある。


そして入らなくなると、もう、ゲームが始まる前から、ドキドキしちゃって、置きに行くようなボールばかりに。


最悪。


そこで、考え方を変えてみた。


乱打の時って、大前提として、相手に申し訳ないって言うのもあるけど、あまりネット、アウト、しないように打ってないか?


また、乱打の時、気にせず、伸び伸び打っていたとしても、そんなに、ネット、アウト、してないよね。


それをゲームにも持ち込めば良いんじゃないか。


前衛の頭を越えるロブを打つ時も、そういう球出しをしてやる気持ちで。


そんな心持ちで、試合に臨むと、「負けたらどうしよう」的な不安はなくなり、むしろ、楽しくなってきた。


だって、乱打の心持ちで試合に臨むのだから。


乱打、すごい好きだし。


また、そんな風に続けるテニスをすることで、ペアとしてもリズムが出てきて、前衛が決めてくれる機会が増えるし、僕自身も、サービスエリア内に来たチャンスボールをしっかり打ち込む流れが自然と生まれるように。


無理して、強引にスピードボールを打ち込むようなことが皆無になった。



何か、前より、テニスが楽しくなってきたような気がする。


体重を、95キロ→79キロに落としたことも、体のキレを良くしたり、1歩目を早めたりしているように思える。


ま、それが、試合で勝てるようになってきた最大の要素かも知れないが。