2023年10月からのパクリタキセル、
2024年2月からのEC療法と、抗がん剤治療を終えました。


比較的楽に乗り越えたパクリタキセル。
それでも週一での投与や、脱毛した事で生活はガラリと変わりました。
でも髪の毛が抜けたこと、悲しくはなかった。
むしろあちこちでウィッグを脱いで見せては、頭の形を褒められてご満悦でした。




問題は…EC療法…
回数を重ねるごとに精神的に辛くて、最終回投与のときはあの赤い点滴を一瞥すら出来ず。
そういえば初回にナースさんがそんなこと言ってたな。


もう本当に泣きたいくらい辛かったけど、心臓が痛くなったりしたけど、風邪や口内炎がなかなか治らなくて困ったけど、それでも耐えきってくれた自分の丈夫な身体に感謝します。
抗がん剤って痩せるものと思ってたけど、自分もびっくりの体重増でした。丈夫通り越して図太い!



子どもたちにも色々と気を遣わせてしまう日々でした。多感な年頃にも関わらず、いらぬ心配をさせて申し訳なかった…
だけどこの経験で少しでも彼らの優しさ的なものや命に対する意識が育ってくれたなら、わたしもつらい思いをした甲斐があるってもんです。


そしてそしてなにより!この半年の間、両親には本当にお世話になりました。
日々の生活はもちろん、通院の付き添い、副作用に対するフォロー…
母はずっと元気に振る舞っていましたが、術後の検査結果が出たときは妹の前で涙していたそうです。(あまりいいタイプのがんじゃなかったので)
父はわたしのがん発覚から、殺生を避けるために趣味の釣りをやめています。釣った魚を食べて頂くなら別にいいんじゃないの?と思いますが、多分願掛けなんでしょう。

自分は愛されていると感じます。しあわせ。


もし今後、もしですよ、もし再発などで必要にせまられたら…抗がん剤どうするかな。受けられるかな。
とても悩ましい。
でもそれでも生きるため、抗がん剤受ける!と言える価値のある人生を送りたいな。