まず1番目の訪問地、中禅寺です
5年ぶりの訪問、お懐かしゅうございます
ここのご本尊「立木観音」はとても優美なお姿で、慈愛に満ちたお顔立ちで、とても好きな仏様です
20年ほど前、気持ちが追い詰められたようになりそこから逃げたくて行った日光でこの仏様に出逢い、なんとも言えぬありがたさに涙が止まらなくなったのでした。
その後折りに触れ会いに行き、なんとか頑張ってますと伝えに行くようになっています。
堂内は撮影禁止なので写真はありませんが
2階の五大堂を出たところの景色を
右に男体山、そこから広がる中禅寺湖
遠くに尾瀬の山、もう山頂は雪をかぶっているのですね。
一番右端のぴょこんと盛り上がっているお山のあたりが金精峠とのこと。あそこを越えて帰ります

お寺を一巡りして、御朱印を頂戴して、次の目的地へ
湖に沿うように作られた遊歩道をしばらく歩くと
まずはイタリアの大使館別荘だった記念公園へ
外観からもうおしゃれです
平成9年までは大使の別荘として実際に使われていたそう。調度品はそのまま設えてあります
樽の形のワインケースなんて遊びごごろがあって素敵
食堂から応接までが広々と
広縁のソファで寛ぎながら見える景色は
こんな感じです
湖面に映る山の姿が美しい!
この景色を愛でながらのんびりとした時間を過ごすのはとても贅沢ですね

そのすぐ近くにはとてもシックな外観の建物が
こちらは英国大使館別荘だった建物
設計はジョサイア・コンドル。当時の駐日英国大使アーネスト・サトウが依頼したのだとか
サトウの経歴や関わりの深かった幕末の偉人についての解説展示が充実していてとても勉強になります

そしてここでのお楽しみは
建物2階にティールームが設けてあり、スコーンやクッキーを紅茶でいただくことができます
コロンとしたティーポットに取っ手が2つ付いてるのでなんだろうと思ったら
下半分はティーカップ!
この茶器を見られただけでもかなり嬉しいです
そしてスコーンとクッキーのセット
スコーンにはナッツが入っていてリッチな味わい
ショートブレッドやガレットもバターの香りが良く、大変おいしく頂きました

この場所から中禅寺湖バスターミナルまで戻り、湯元温泉行のバスに乗り継ごうとしたらバス停に職員らしき人が2人。何やら話しています
どうやらバスが渋滞に巻き込まれて遅れているとのこと。湯元温泉から乗り継ぐのに遅れたら大変!
職員さんに状況を聞くと、ここから湯元はほぼ定刻だけど、日光市街からここに上がってくるのは時間が読めなくなりそうとのこと。
…それならばちょっと早いけどいま来た湯元行きバスに乗ったほうが安心かもしれない
あと1時間位湖畔の観光をしようかと思っていたけど予定変更。11時過ぎのバスに乗って出発です

湯元へ更に山登りするバスは話に聞いたとおり順調で、渋滞に巻き込まれることなく無事到着
より雪をかぶったお山が近づきます
到着は11時45分くらいだったでしょうか
金精峠を抜けるバスは1日3便。しかも冬季は峠を閉鎖するので初夏から秋半ばしか運行しない路線バスです。
出発時間まで1時間半。
さあ、何をしましょうか
(もうすこしつづきます)