浦和パルコに行くといつもいつも気になっていたお店がありました
インドネシア料理のお店
タイ料理は馴染みがありますし、こじんまりした店構えながら地元にもタイ料理のレストランがあります
インドネシア料理ってどんなものがあるんだろう?
20年くらい前、エスニック料理が売りの居酒屋で食べたからサテという焼鳥と、チャーハンのようなナシゴレンという食べ物があるのは知ってる。フワッとしたやさしい口当たりのえびせんべいと目玉焼きが乗ったやつ
ナシゴレン好き

なかなかタイミングが合わず、入るチャンスがなかったのですがついに先日、行ってきました
お店の名前は「スラバヤ」
インドネシアの首都ジャカルタの次に大きな都市とのこと。お店のマークはワニとサメが描かれています
なぜワニとサメ?と思って調べてみると

インドネシア語を意味するスラとを意味するバヤがこの地で最強の動物を争ったという神話に由来し、市章に表されている。(wikipediaより)』

なるほど、そういうことなのですね

いよいよお店の中へ
アラカルトメニューの一部
サテってお肉やエビを串に刺して焼いたものの総称なのですね。鶏肉だけじゃなく牛肉や羊肉、エビのサテがある
他にもサラダやスープ、炒め物、魚介や肉類の煮込み料理やジャワカレー、見覚えのあるナシゴレンも
おいしそうな写真に目移りします

まずは、ビール
インドネシアで一番人気の「ビンタンビール」を
苦味はあまり強くなく、飲みやすいビールです

さて
鶏肉のサテは基本がこのピーナッツソースをかけたもののようです。もう一つスパイシーソースをかけたものもあります。
柔らかい鶏肉と、甘めのピーナッツソース。コクがあるけどしつこくなくて何本でも食べられそう

さてさて
もう一つのサテは羊肉
お醤油ベースっぽい甘辛いタレがかかってます
ちょっとクセのある羊肉がマイルドに。これもいい

インドネシアの食材で一度食べてみたかった「テンペ」のお料理も頼みます
テンペとは大豆にテンペ菌という菌をつけて発酵させたもの。インドネシアの納豆とも呼ばれ、イソフラボンも豊富で栄養価の高い食品です
これを賽の目に切って唐揚げにして刻み野菜のソースをかけたお料理を
表面はカリッとしていて、中はホクッと。ほのかに納豆っぽい香りがするけど、日本のものよりやさしい香り
これはおいしい
そして野菜ソースは当然おいしいのだけど、さっきの鶏肉のサテにかかっていたピーナッツソースが余ってしまってもったいないからテンペでぬぐって…
おいしいよ、すっごくおいしいよ!
ピーナッツソース最強かもしれません
これのかかったサラダがメニューにあったから、今度来たときはそれを頼みましょう。食べてる最中に次を考えるのは変な感じですが

そしてお楽しみのナシゴレン
スパイシーシーフードです
ナシゴレンには必ずしもえびせんべいと目玉焼きがつくわけじゃないんですね
しっかりした辛味の炒めごはんです
ビール進む進む
サイコロ状のきゅうりと人参のシャクシャクした歯ざわりがまたいい感じで口の中がさっぱりします
いやー、おいしいですよインドネシア料理

最後は甘いものでしめます
揚げバナナとアイスの盛り合わせ
「コピ」と呼ばれるインドネシアのコーヒーにもひかれたのですが、今回はヤシの実を原料にした蒸留酒「アラック」のショットをお伴に
バナナにフリッターの衣をつけて揚げ、シナモンシュガーを振ったものに、ココナッツアイスが添えてあります。熱々のトロッとしたバナナ、カリッとした衣、上にかかったシナモンシュガーがいいアクセントになっています。隣のココナッツアイスはシャリシャリした口当たりとココナッツミルクの風味が豊かで熱い冷たい、揚げ物とさっぱりアイスで飽きずに食べられます
更にアラックを舐めるように飲み、口の中の油をさっぱりさせていきます
アラックはとても飲みやすい蒸留酒で、甲類焼酎に近い感じかも。ショットグラスにカットレモンが添えられていたのでレモンを絞ってグラスに入れ香りを足すようにしていただきました。
メニューにはアラックベースのカクテルが何種類かあり、マンゴーやグァバジュースなどで割ってたり、アラックのハイボールがあったり、インドネシアでは定番のお酒なんでしょうね。

お腹もいっぱいになり、余裕が出てきて今日はアラカルトと決め込んでいたので目を通さなかったランチメニューを見てみると
インドネシアの人気者を一皿にまとめてみました!
というようなお得感あふれるメニューがあるじゃないですか。揚げ春巻きとオムレツは最後まで頼むかどうか迷ってたし、ナシゴレン頼めばついてくるからと頼まなかったえびせんべいもある
これでも良かったかなあ…
でもテンペは別で頼まなくちゃだし
鶏肉のサテは文句なしにおいしいけど羊のサテがおいしいのを知れたのだから、自分の選択だって悪くなかったと思うぞと納得をして席を立ったのでした

ごちそうさまでした
今度はカレーを食べに来ましょう