気仙沼からバスで30分ほどで奇跡の一本松へ着きました
8時ちょっと過ぎに到着
ここは道の駅があり、東日本大震災の伝承館もあります。雨ですし、まずは伝承館の展示を…と思ったら
無情の9時開館
次の予定があるからこのタイミングしかなかったとはいえ、入れないとは無念!
時間の縛りがない一本松へと向かいます
一本松の奥、クリーム色の建物は震災以降の一つ
「陸前高田ユースホステル」です
津波に呑まれひしゃげた建物、屋根の防水のコートは削られ、津波の恐ろしさを伝えています
(ここから歩いて5分ほどのところに「気仙中学校」という震災遺構があり、こちらはガイドさん同行であれば中に入ることができるそうです)
この景色は怖いとか大変とかそういう簡単な一括りの言葉で纏めちゃいけない気がします
12年経ってもその姿を留めようと決めた土地の人々の覚悟を感じます。
瓦礫処理のために設置したベルトコンベアの台座の跡、津波に押し流された松の木の根達それらが「いらっしゃい、よく来てくれました。良かったらお話聞いてくれますかね?」と言っているような気がして、しばらくこの場に立って空気を感じるのもいいかもしれません。
やなせたかしさんの一本松をもとにデザインしたキャラクターのレリーフもあります

津波から街を守るための高い高い防潮堤
それを登った海側の景色は
高田松原再生プロジェクトが進んでいました
この景色を見て胸が一杯になってしまいました
まだまだ時間はかかるけど、いつかまたここに松原ができると思うと、それは希望に感じられたのです

当初の予定ではこのあと陸前高田の街を散策する予定でしたが、時間切れです。
バスでもと来た道を気仙沼へ向います
そしてタクシーで


気仙沼の震災伝承館へ向かいます
こちらは震災当時水産高校だった場所で、津波は4階まで押し寄せたけれどその時学校にいた人達は、近くの高台の中学校へ避難したり、屋上へ避難したりして幸い犠牲者はありませんでした

ほぼ当時のままの状態で状態を保存してあり、津波で流されてきた自動車が3階の教室にあったり、天井材が剥がれむき出しの鉄骨が見える1階の天井が見えたり、ただただ圧倒されてきました

そこから気仙沼の街を見ながらお昼ごはんです
伝承館は気仙沼の駅や市街地から車で20分ほどの少し離れた場所にあるので観光協会でお得なクーポンを出しています
伝承館着、伝承館発のタクシーを利用するとそれぞれ500円引き+伝承館入館料1人分サービスというクーポンが600円で買えるのです
伝承館入館料は大人1人600円なので、タクシー値引き分がお得です
さあ、魚市場へ着きました