前回から何ヶ月経ったんだ、という感じですがw
月日はあっという間に過ぎますね!

と、いうわけで備忘録です!
2023年11月に星子シリーズ同窓会として、長崎に行ってまいりました!
その記録です。




星子シリーズ同窓会in長崎   

11月22日、奈良から伊丹空港に向かいます。目的地は憧れの長崎。
星子シリーズ同窓会in長崎が開催されるのです。
22、23、24日と日程を設けていただいた中で自分が参加できそうなのは22、23だなぁと思ってエイヤッと申し込みをしました。
憧れの長崎、といっても星子さんみたいに1人で旅するにはハードルが高い所です。
原作者様の山浦弘靖先生とファンのみなさんと聖地巡礼できるだなんて、またとない機会。このチャンスを逃す訳にはいきません。

初めて1人で乗る飛行機に緊張して、乗る予定の時間までめちゃくちゃ早くに伊丹空港に着いてしばらく搭乗を待ちます。
なんとか乗り込み無事に離陸もし、しばし関西とはおさらばです。

ドキドキの飛行機も長崎空港に到着したら、次のリムジンバスへの移動に焦り変わり、スーツケースの受け取りも早く早く!と急かします。
なんとかバスに乗れたらあとは長崎駅に向かうだけ〜!
約1時間ほどバスに揺られて長崎駅に到着しました。
待ち合わせ場所の長崎駅観光案内所に向かいます。

4月の鎌倉同窓会以来のすぴかさんとの再会に感激したのち、朝から長崎観光をされてた他のファンのみなさんとも無事に合流して、山浦先生の到着を待ちます。
山浦先生は東京から新幹線を乗り継いで長崎に来られます。
私も新幹線で来れば良かったかなぁと思いました。車窓から流れる景色を見るのは楽しいですからね。旅に来たって感じがしますし。
でも乗り継ぎに不安があったので飛行機を選択したのでした。
ほどなくして先生が長崎駅に到着されました。
うわぁ〜山浦先生だぁ…!と、心の中では歓喜でのたうち回りつつ、表面は鎌倉以来お久しぶりです!と知った顔のように挨拶をさせてもらい、さぁ、同窓会スタートです!

初めての路面電車に乗って、一路、稲佐山ロープウェイまで目指します。
なかなかの揺れに体幹鍛えなきゃなぁと思いながら、それぞれ参加者さんと談笑します。
ロープウェイでもテンション上がりまくりでウキウキが止まらない!
夕方から山に登って夜景を見に行く、という、私にとっては非日常の体験が興奮を増します。
山頂に到着したら、完璧なトワイライトタイムで、あまりの美しさに涙が出そうになりました。
そして、前を歩く山浦先生が凄く絵になって、ついつい後ろからパシャパシャ撮影してしまいました。
すぴかさんはこの時間を計算されて動いていたんだなと思うと感謝でいっぱいです。
それぞれ思い思いの撮影もしつつ集合写真も撮ってもらい、満喫した後、お待ちかねのディナーです。
シャンパンで乾杯して夜景を見ながらのコース料理はどれも美味しかったです。
頭の中では『運命ゲームは♡のJ』の冒頭の宙太さんと星子さんが高層ビルでディナーしてたシーンがよみがえりました。あのシーン大好きなんです。
いつも旅先でしか出会わない2人を読者は見てるので、日常生活で2人が会ってデートしてるんだぁ、と珍しく思ったのを覚えてます。普段の2人を垣間見れた気がして嬉しかったんです。

ゆっくりコース料理を楽しんだ後、また夜景を撮影したりしていました。
その中でハートの形のイルミネーションが見えて、みんなであれはなんだろう?と不思議に思っていました。
少ししたらその光景が消えて、え?幻??となって、色々ネット検索かけてたら、また再びそのハートが現れて、やっぱり幻じゃなかったー!と、はしゃいでしまいました。
どうも星座を形どったイルミネーションがそこら中に散りばめられてたらしいのですが、私はハートしか認識できなかったです。
それからロープウェイで下まで降りてきました。
その後タクシーで長崎駅まで行き、今日は解散という流れになりました。

私は恐れ多くも山浦先生と同じホテルを選んだのでホテルまでご一緒させていただきました。
私は朝食付きのプランにしてたので、先生に『先生は朝食付きですか?良かったら朝ご一緒させてもらってもいいですか?』とドキドキしながら聞きました。
先生は『僕は朝が弱いから少し遅めでもいいですか?』と返事を下さり、チェックアウトのこともあるので7時半に朝食会場で待ち合わせということになりました。
エレベーターに乗り、先に私が降りて先生は上の階に上がって行かれ、その日はさよならしました。
部屋はとても綺麗で、ソファもあるツインルームだったのですが、すぐに脳内で『殺人切符は♡色』のダブルベッドの真ん中に浴衣の帯をひいて『これが国境線よ!』の下りが思い出されました。きっと今晩、それぞれ宿泊されたみなさんが思い出されたんじゃなかろうかと思いました。

次の日、先生と朝食をご一緒させてもらいました。
朝の挨拶をしてから、昨日は寝れましたか?と聞いたら、あんまり寝れなかったとおっしゃってました。
朝もそんなに食べないんです、と言われてたのですが、長崎の郷土料理コーナーがあって、先生が皿うどんを取られていたのを鮮明に覚えています。
しかし、私は緊張で何を取って食べたか記憶がありません。
何を話したらいいかドキドキして緊張してましたが、私は奈良に住んでいるので奈良の観光名所の話をしました。
先生は車で長谷寺や室生寺に来られた事などを聞きました。
奈良って奈良市内だとバスはありますが、長谷寺はともかく室生寺は車で行かないと難しいとこなので、こんなところまで先生が車で来て下さったんだぁと思うとなんだか嬉しかったです。
私の好きな『♧ストレートは涙の花嫁人形』では奈良が舞台になってるので、もしかしたら取材で来られたこともあったのかなぁと色々想像してしまいました。
それから、何故、第一作目は長崎を舞台にしたのですか?と聞きました。佐世保に親族がいると教えてもらい、他にも色々質問したのですが、頭がフワフワしててあんまり覚えていないです。録音しとけば良かったなぁ…。

朝食を終えて、チェックアウトもして、長崎駅前のホテル前で同窓会二日目がスタートしました。
今日は路面電車でグラバー園に向かいます。
中学の修学旅行以来のグラバー園。もはや、初めてましての感覚です。
高台にあり景色も最高です。
グラバー邸の前で山浦先生がシルクハットと髭とステッキを持って立ってくださって、それぞれ皆順番に一緒に撮影してもらいました。
みんな、先生!先生!と呼んでるので撮影の人が不思議そうな顔していたので『同窓会なんですぅ〜』と間違ってはいない情報を伝えて楽しみました。
グラバー園ではハートの形をした石畳を2箇所ほど見つけてみんなキャッキャッしてました。
長崎ってハートのモチーフがたくさんあるんですね。
昨日のハート型のイルミネーションもそうだし、これぞまさしく『殺人切符は♡色』の題名に相応しい街なんだなぁと感心してしまいました。

グラバー園を後にして、次は大浦天主堂に向かいます。
入ってすぐ、限定のカステラがもうすぐ完売という案内を見たので先にそのカステラやお土産を購入して、それから堂内を見学しました。撮影禁止なのでじっくりゆっくり目に焼き付けて見学しました。
厳かな雰囲気はとても神聖で、星子さんがたたずんでる所を宙太さんが眺めてる、という構図がすぐに想像されてしまいました。私の中ではだいたい宙太さんは柱の影から星子さんを見つめてる感じです。

大浦天主堂の見学後、長崎ちゃんぽんを食べに四海樓というお店に向かいました。
老舗のお店ということもあり、大混雑していましたが、先に何人かの方が行って予約をしてくださったのでほどほどの時間で入れることができました。
『10名でお待ちのミソラさま〜!』と案内された時はみんなフフフッとなりました。なんて素敵な呼ばれ方なんだろう。
ありがたくも先生と同じテーブルに座らせてもらいました。
隣に座った、まいちゃさんが『殺人切符は♡色』の台本を持参されてたので見せてもらいました。
アニメと映画になったのは覚えていますが、私は当時はカセットテープでドラマを聞いてたような気がするなぁと、子供の時の事をうっすら思い出しました。
私はグラバー園で撮ってもらった先生とのツーショット写真にサインをいただきました。
ちゃんぽんは錦糸卵が乗っていて麺もスープもとても美味しかったです。あっという間に完食してしまいました。

食後、歩いてオランダ坂に向かいました。
どこらへんにあるんだろう?と不思議だったのですが、四海樓からしばらく道を歩いて右折したらパッと坂が見えてきました。
念願の憧れのオランダ坂です!
星子さんが歩いた坂。その後ろを宙太さんが追いかけた坂。
『殺人〜』ではこの後殺人事件の現場に遭遇します。
『トランプ刑事の恋は♡色』では宙太さんが星子さんを思いながら探しにきた坂です!!!
もー、本当に、いつか歩いてみたい!と子供の頃に思ってた坂を原作者様と一緒に追体験できるって、凄い事だと思いませんか?
信じられます???
これがオランダ坂なんだぁ、とやっと来れたことに感動して涙が出てきました。

…でも、私のシンデレラタイムが終了を告げます。
飛行機の時間がやってきたので、私はこれでタイムアップなのです。
みなさんと写真を撮ってから、最後に先生に握手してもらい、ここでお別れしました。
もーほんと、泣きました。帰りたくないー、と。
このオランダ坂を登った先に、星子さんと宙太さんが結婚式を挙げた教会があったのかなぁ…と、この目で確認したかったなぁ…。
散々道に迷いながら、長崎駅前まで帰ってきて、リムジンバスに乗り長崎空港まで戻りました。
空港の売店名が『MiSoLa  -海空 -』だったので、宙太さんだぁ…と思い、ノスタルジックな気分になりながら私は夕暮れの長崎を後にして関西に帰りました。
帰ってからしばらくは旅の余韻が半端なく、心に余裕と爽やかな風が吹いた数日を過ごす事ができました。
数十年の時を経て、ずっと憧れてきた長崎の聖地巡礼に参加できて本当に嬉しかったです。生きてて良かったぁ…!

次はどこに行くのかな〜!?
同窓会が楽しみです。

終わり


稲佐山の頂上より