土浦の車のディーラーへ車検証を取りに行く用事があったので、

それを済ませてから、土浦市の博物館へ行ってきました。

亀城公園の中にあります。

 

第一の目的がこの刀剣です。

こちらの博物館には土浦藩土屋家の刀剣や茶道具などが収蔵されています。

そして、秋にはこの国宝の刀剣が公開されるのです。

南北朝時代の作刀で筑前の刀工の鍛えた物です。

銘は「筑州住行弘 観応元年8月日」となっているそうです。

 

こちらは重要文化財の刀剣です。

鎌倉初期の作刀で備前の刀工が鍛えた物です。

銘は「信房作」とはいっているそうです。

 

 

こちらは需要文化財とうの指定は受けていないようですね。

拵えが素敵でしたので、撮影しました。

 

他にも数振りの刀剣が公開されていました。こちらの博物館は定期的に展示物が

変わるそうですので、何度も訪ねたくなります。

 

今回はテーマ展として、「災害の記憶をたどる」というものが展示されていました。

数年前の大洪水なども写真が展示されていましたよ。

その中で私が興味を持ったのが、

こちらです。今の我々の置かれた状態と同じ内容ですね。

当時は、医学も発達していませんから、民間信仰のようなものに頼ることも多かったのでしょう。

 

右にあるのは「蘇民将来の子孫」と書かれた短冊が付けられた魔除けです。

京都の祇園祭でおなじみの物ですね。

これに関しての詳しいお話は後日にでも。

柊の葉も災いを防ぐとされています。

 

土浦の隣町、神立に伝わる天狗だそうです。

 

ちょっと見にくいと思いますが、このように飾るそうです。

これで疫病が入ってこないと思われていたのですね。

 

鍾馗さまの掛け軸です。

 

こちらは五月人形の鍾馗様です。このお方も疫病退散の御利益があると言います。

京都では、屋根の上に乗っているのを時々見かけます。

 

亀さんのキャラクターです。亀城(きじょう)かめくんと言うそうですよ。

 

藩主の具足がありました。説明は下の文で。

 

 

亀城全体の模型です。凄く広いことは解りますね。

 

 

福神図という掛け軸です。おめでたい物が沢山描かれています。

 

土浦と言えば霞ヶ浦の花火大会が有名です。残念ながら今年も中止になってしまいましたが…

その時に打ち上げられる花火の玉です。中に火薬を詰めて固めていくのですね。

色や形を職人さん達が創意工夫して作るのだそうですよ。

 

花火を打ち上げる筒です。今は電気式なりましたから、こういった物は使わないのでしょうね。

 

青い目の人形です。アメリカから贈られたものの一つだそうです。

茨城にも残っていたのですね。戦時中、保管していた学校の先生達が、

生徒の目に触れないようにしていたとか。辛い時期を過ごしたお人形なのです。

 

 

 

大工さんの印半纏です。昔土建業を営んでいた我が家。父の七五三の時には、

このような印半纏を着て写真を撮ったようです。その写真は、今でも、私が大切に保管していますよ。

 

2階へ上がる階段の側には高瀬舟の1/5模型が展示されています。

霞ヶ浦の産物等を江戸まで運んだ船なのですよ。

 

なんと模型の中には、ちゃんと米俵も積まれていました。芸が細かいですね。

 

さて、次は亀城公園の中へ向かいます。

次回へ続きます。