今日は十日戎です。

毎年、兵庫県の西宮神社では福男が決まり、盛り上がりますが、

今年はコロナウィルスで中止だそうです。淋しい限りですね。

 

そもそも十日戎とはどのような物なのでしょうか。

十日戎とは、漁業の神、商売繁盛の神、五穀豊穣の神として有名な

七福神の戎(恵比寿)様を祀るお祭りなのです。

主に関西で行われますので、関東人には余り馴染みはありません。

この方のお祭りなのですね。

十日戎には、福笹(吉兆笹)に縁起物を付けて貰い持ち帰るという風習があります。

このような物です。

京都恵比寿神社の神職さんのお話によると,笹は恵比寿様が持っていらっしゃる釣り竿から

きたものと言います。更に、笹はしなりがあり中々折れない、一年中緑の葉を付けていると言うことから

縁起物になったのだろうということでした。

 

我が故郷の足利市では、毎年11月19,20日に恵比須講というお祭りがあります。

西宮神社にお参りし、「お宝」という物を買って帰り、恵比須大黒様の神棚に供えます。

 

我が家では毎年このような「お宝」を買っていました。

福笹に似ていると思いませんか?

足利は織物の街で、京都は関わりが多いので、このような物が伝わったのかも

しれませんね(これは私の個人的な考えです)。

 

西宮神社の参道には沢山の露店が並び「お宝」を売っています。

写真の様な建物を連想させる物や宝船もあります。

 

両親が離婚する前までは、父が毎年19日の夜に福笹のような形の「お宝」を

買ってきてくれました。それも高校2年生の時までのこと。

 

さて、我が家ではビールは「エビスビール」を愛飲しているのですが、

ラッキーエビスという物があります。

 

左側は普通のエビスビール、右側がラッキーエビスです。

恵比寿様の後ろの魚籠にも鯛が入って居るのですよ。

このラッキーエビス、我が家には沢山あります。一時期、本当に良く当たったのです。

500本に1本というのですが、20本入りのケースに3本入っていたこともありました。

特別良い事も無かったような気がします。

そう言えば、亭主殿が首の手術をした一昨年、義実家で姑さんの入院&死去のあった昨年、

ラッキーエビスには1,2度しか会えなかった様な。

 

今年はラッキーエビスにどれほど会えるのでしょうか??

(画像はネットからお借りしました)