ジャパンカップ 結果 | 「たぬ馬」の目指せ!ういにんぐ馬券

ジャパンカップ 結果

              1 アルカセット

              2   ハーツクライ

              3 ゼンノロブロイ

              5 ウィジャボード

              8 バゴ

              9 スズカマンボ

             11 アドマイヤジャパン

             12 ベタートークナウ


 回顧を前に、まず、「とうとう2・22・2のレコードが破られましたね~」タイムは2・22・1と、これまでのレコードをコンマ1破る結果になりました。最近の良い馬場を考えると、遅かったぐらいと思ってますが、いざ破られたのを見ると、オグリキャップはリアルタイムでは見てないのですが、(正確にはホーリックスだけど、同タイムなので・・・)好きな馬の1頭なので、少し寂しい気もしました。でも、そのレコードを抜くのを見れて、よかったとも思ってます。少し複雑な気分となりました。それでは、回顧にいってみたいと思います。


 勝ったアルカセットは、後方6番手からのレースだった。スタートで少し出負けしたが、騎手が気合を入れると、それに答えて1コーナーでは、出遅れを盛り返していた。道中は内で脚を溜めていた。4コーナーあたりで仕掛けていくと直線、じわじわと伸びてくる。一旦、ゼンノロブロイに交わされてダメかと思ったが、そこから更に伸びてくると、ゼンノロブロイを差し返し、なお内から猛追してきたハーツクライをハナ差粘ってゴールした。ゴール前のデットーリ騎手のムチ連打も凄かったが、やはり、この距離での連対が100%の力が出たと思う。タイムの出る馬場とはいえ自信のレコードをかなり超えてるので、実力どおりの結果だと思う。

 2着のハーツクライは、後方3番手からのレースだった。スタートは勝ち馬と同じで、あまり良くなかったが、この馬は後ろから行くので問題は無かった。道中は、いつも通り後ろの方にいたが、いつの間にかにゼンノロブロイの真後ろについていた。3・4コーナーあたりから内から仕掛けていくと、始めは前の馬を捌くのに苦労してたが、ある程度捌くと前が開き、凄い脚で猛追してきた。最後は3枠2頭の間から追ってきて、勝ち馬をも交わす勢いだったが、ハナ差届かなかった。まず、ペースが同じコースのダービーに似ていたのが良かったと思う。あの時もペースは速く、この馬も後方一気の追い込みだった。あの時は大外を回っての2着。今回は内を捌きながらの2着。どっちも考えると力はあるのだが、もう一つ運が無いというか、何かが足りないと思う。でも、力は前走と違って出し切っているので、仕方ないところだと思う。

 3着のゼンノロブロイは、後方7番手からのレースだった。スタートや道中の位置取りなどは問題なかったと思う。特に道中は、勝ち馬を見ながらのレースだったので、良いと思った。3・4コーナーから、仕掛けていって、直線は大外から追い込んできた。先頭に立つまでは、良い脚を使っていたが、先頭に立つと同時に止まってしまった感じで、勝ち馬にあっさり指し返されると、そこから更に差し返す力は無く、後ろから来た2着馬に交わされ、3枠2頭にも迫られてしまう。何とか3着は死守したが、1番人気に答えられなかった。デザーモ騎手のコメントで「残り100Mで、馬が限界を迎えてしまった」と言ってるので、力負けと言えなくもないが、今年4戦すべて、直線先頭に立ったあとに交わされてしまってるらしいので、今回も勝負弱い面が出てしまったのかもしれない。有馬記念に向けては、黄色信号が付いてしまったと思う。

 ウィジャボードは5着だった。後方9番手の真ん中あたりからのレースだった。この馬も、スタートや道中に問題は無かったと思う。3コーナーの終わりから仕掛けていき、直線では、真ん中ぐらいから伸びてきた。切れる脚がないのか、ジリジリとしか伸びなかったが止まる様子も無く、よく粘って5着に入った。上位馬が、この馬よりも後ろから来ていたのを考えると、よくがんばってると思う。牝馬だし、力も出し切ってると思う。

 バゴは8着だった。後方8番手からのレースだった。この馬も、スタートや道中に問題は無かったと思う。道中は、勝ち馬の外にいた。3コーナーの勝負所で、やや置いて行かれる様子だった。直線、盛り返しに懸かるも、ジリジリとしか伸びずに終わってしまった。勝負所で置いて行かれるなど、やはりスピードを必要とした今回のようなレースは合わなかったと思う。これで、この馬は日本で種牡馬になるのだが、産駒もスピードが足りない馬が出ると苦労しそうだ。

 スズカマンボは9着だった。やや離れた後方2番手からのレースだった。スタートは良かったと思う。道中もペースが速いと読んでか、すぐに後ろに下がっていった。それは良かったのだが、直線に入っても、まだ後方で、追い上げるのに苦労していた。結局、前を捕らえるまでには往かなかった。この馬のスピード面を考えると、やや後ろ過ぎたかもしれない。後は、時計の掛かった馬場の方が良いかもしれない。

 アドマイヤジャパンは11着だった。4番手からのレースだった。道中は、前3頭を見る形でのレースとなった。勝負所では、少し仕掛けをガマンした感じで、直線、一瞬伸びたと思ったが、すぐに止まってしまった。今回は、ペースが向かなかったのに尽きると思う。あのペースで勝ち負けしろというのが、無理な話だと思う。力負けとは思わないが、この世代の強さの疑問は、ぬぐえなかったと思う。

 ベタートークナウは12着だった。後方4番手からのレースだった。道中は、ゼンノロブロイの内の位置にいた。直線に入ると、同じ位置にいたゼンノロブロイは伸びていったが、この馬は伸びなかった。ただ、止まってる様子は無く。単にスピード不足だったのでは?と思う。


 感想は、1000M58・3、2000Mは、天皇賞より早い1・57・7と、ハイペースになった。結果、上でも書いたが、2400Mのコースレコードが更新された。ここに「ディープインパクトが出ていれば」と、少し考えてしまうが、もし出ていたら「本当に勝てたのか?」とも思ってしまう。まあ、その答えは有馬記念で出そうだが・・・。ただ、今回のレースがこれだけ厳しいと、この後の反動が心配だ。有馬記念では、そのあたりも考えて予想を立てた方がいいと思う。馬券は、1着3着と、お決まりの展開になってしまった。レースはとても面白かったと思う。それより、2着のハーツクライの前走の反省で、「次のレースは注目した方がいい」と書いてあったのに・・・それを読まなかったばっかりに外してしまったと思う。結構、読み返すと良い事も書いてあるので、今後はしっかりと読み直したいと思う。