思い出のレース(宝塚記念編) | 「たぬ馬」の目指せ!ういにんぐ馬券

思い出のレース(宝塚記念編)

            第10回 宝塚記念編 「アイルトン」

     今回は、ビワハヤヒデが勝った時の事を書きたいと思います。

 とは言っても、今回の主役は2着に入ったアイルトンシンボリなのですが・・・。そして、このことを書く前に1つ書いておきたいことがあります。それは、アイルトン・セナのことです。多分アイルトンシンボリの名前の元になったと思われる人ですが、当時、F1の人気ドライバーで、僕もファンでした。白地に赤のラインが入った車に、セナのヘルメットの黄色が良く似合っていて、かっこよかったです。そして、強かった・・・。

 そんなセナも、長年いたマクラーレンを離れ、ウイリアムズに移籍してしまったのです。僕は、少し悲しかったが、勝ちを求めたので仕方ないのかな、とも思いました。そして、移籍した年のイモラ・グランプリで、セナは、レース中の事故で、亡くなってしまいました。僕は、とても悲しかった。

 そして、その年、宝塚記念の出走メンバーを見てみると、アイルトンシンボリの名前がありました。僕は真っ先に「アイルトンシンボリは、馬券に絡む」と・・・。でも、ビワハヤヒデがいたので、勝つまでは、いかないだろうとも思いました。

 そして、レースはビワハヤヒデの圧勝で、2着にはアイルトンシンボリが来ました。僕は、馬券を買ってはいませんでしたが、予想が当たったという実感もありませんでした。「セナが亡くなったので、アイルトンシンボリが来た」と思ってしまったからです。例え誰であろうとも、人が亡くなってるのに託けて予想をしてしまった僕は、なんとなくではあるが、少し後悔したと思ってしまったからだ。

 もう、こんな予想は2度としたくないと、このとき思ったのであった・・・。


 思い出のレースは、秋のG1が始まるまで、お休みします。でも、夏の間も、何か思い出せれば書いていきたいとは思いますが・・・。このコーナーを読んでくださった方、ありがとうございます。そして、秋にまた書くので、その時は、またお願いします。