さて、会場を後にした私は京阪電車で終点の出町柳に移動した。

ここからはC.C.D.さんの定期演奏会の会場である寒梅館ハーディーホールまで徒歩での移動となる。


今回の定期演奏会は本当にたくさんの定期演奏会と競合した。


・同じ関混連の神戸大学混声合唱団アポロンさん。

・神戸女子大学コーラス部さん。

・京大フラウエンコールさん。

これは私が把握していた物だけであり、他にもあったと思う。


と書くと相当迷ったようにも思いますが、


C.C.D.さんの演奏会の時間が確定してからチケットの手配より先に行なったのは、

各団に断りの知らせをすることでした。

上記3団の方々には悪いのですが、

行ける行けないは全てC.C.D.さんの演奏会に間に合うかどうか、

この1点でした。

結局、全て同じ時間になってしまい行けませんでしたが、

アポロンさんの場合はC.C.D.さん、アポロンさん双方の想定開始時間に一致する新幹線(新快速や阪急特急ではとても間に合いません!)を検索したりしました。


米沢駅の駅弁に「牛肉ど真ん中」と言う牛肉主体の駅弁がありますが、
今年の定期演奏会は余計な物一切無し、まさに「合唱ど真ん中」でした。

1ステージから本当に素晴しいステージで感動しました。

8声のコーラスはすごく新鮮である意味「企画ステージ」だったかも知れませんね。

しかし、これをいとも易々とやってのけるのはC.C.D.さんの凄さなんですね。


2ステージの「思い出すために」は関混連でも6つ全ては演奏されない事が多いだけに、
初めてのフルセット良かったです。
本当、今までの人生が思い浮かぶと共に、これからの人生にも思いをはせました。


3ステージは、前月に祖母を亡くし悲しみにくれていて、
それでも60人の患者さんの前では涙を流す事は絶対に許されないケアスタッフと言う仕事柄、

必死にテンションを上げようといささか無理をしていたのですが、

このステージでいつもの私が復活したような気分になりました。
本当、C.C.D.さんらしい企画ステージになりましたね。

同時に、同じ年で看護師長と言うそれだけの理由で集中砲火を浴び、

更に盛り立てようと全くしない自分を棚に上げて加担する周囲のせいで心身ともに疲れ果て、

投げやりになってすらいる彼女もこの空間にお連れし、

なぜ私が叩かれても叩かれてもヘラヘラと元気印を見せるエネルギーがあるのか(まあたまにキレますけどね)を教えると共に、

彼女自身を勇気付けることをしたく思いましたし、何も出来ない自分の無力さも感じました。

4ステージはまさにC.C.D.さん本来の姿。
これがあるから日程発表と同時に公休申請すると言っても過言ではない宗教曲ど真ん中のステージでした。
亡き祖母もどこかで「良い演奏を聴いているね。天上で聴かせて貰うよ!」と天国で語っているようでしたね。
C.C.D.さん=宗教曲のイメージがあるだけに、このステージは本当に効き応えがありましたし、

このステージだけでも他の団の演奏会全て蹴飛ばしてでも行く甲斐があったと思います。

本当、素晴しい演奏を有難う御座いました。

レセションでの感想ですが、

まとめ役の先輩が異動してからバラバラになりがちなウチの病棟の人にもこの団結と弾けっぷり、見せてあげたいし、

私が以前いた詰所の看護師長にこそこのエネルギーを吸収して欲しい、そう思いましたし、何で2日の時に勇気を出して誘わなかったのだろう!そう思わせる空間でした。

詰所が違いますので中々顔を合わす機会はありませんが、

フェアウェルコンサートには絶対彼女をお連れしたいです。