東京では雨はもう止んでいるようですが、外は寒いですね。
雨が止んだら出掛けようかとも思ったのですが、
思ったより止むのが遅かったので、今日は家で
過ごすことにしました。
そんな今日は、雨にちなんだ映画の話を。

『言の葉の庭』
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり
公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。
ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・
ユキノと出会う。
ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、
次第に心を通わせていく。
居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたく
なるような靴を作りたいと願うタカオ。
六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに
梅雨は明けようとしていた。
今年の5月に公開された新海誠監督の新作映画です。
本当は映画館へ観に行きたかったのですが、結局DVDが一般発売
されてから、先日家で観ました。
新海誠監督の作品は初めてだったのですが、映像が
本当に美しくてびっくり!
特に景色や雨、光の描写が、実写かと思うほど!
アニメなんですよ、これ!
部屋の電気を消して、プラズマテレビで観たのですが、
緑が際立ってより一層美しく見えました。
本編が46分と短く、台詞のないシーンも多いので、あまり
話すとネタバレしてしまい、余計なことは言えませんが…
短編ですが、物足りなさも感じずキレイにまとまっていた
と思います。
台詞がなくても、表情で感情の動きを読み取れるので、
ふたりが雨を待ち遠しく思い、徐々に心を通わせていく
様子が伝わってきます。
出会い方はドラマティックかもしれませんが、ふたりの
気持ちの揺れや悩みは、現実の世界で暮らす私たちにも
共感出来ることが多いと思う。
ユキノさんが、ファンデーションを落として中身を割って
しまい、目に手を当てる(涙ぐむ)描写があるのですが、
女性なら誰しも一度は経験あるだろうあのショック。
気持ちが落ちている時は余計に悲しくなるんですよね。
またそういう時に限ってやってしまったりして。
ほんの一瞬のシーンで、台詞もないんですが、私が一番
共感したのはここかもしれません。
女性ならではのひとコマだと思うんですが、ここも監督が
考えたのかな。だとしたらすごい。


雨や光の描写も美しいですが、ユキノさんの足がとても
キレイです。
タカオくんがユキノさんの足のサイズを測るシーンは
なんとも言えず官能的。
足そのものもキレイですが、ユキノさんのはいている靴も
いつもキレイな靴なんです。
私も結構な靴好きだと思いますが、キレイな靴をはくって
やっぱり大切なことだな、と改めて思いました。
エンディングテーマは、秦 基博さんが歌う「Rain」。
映画を観る前からよく聴いていまして、本当に素敵な曲。
カバー曲で、原曲は聴いたことがなかったんですが、
秦さんの少し物悲しさの漂う優しい歌声が、この曲にも
この作品にもとても合っていて。
映画の中でもいいシーンで流れます。
アニメ、ですが、本当に実写のような映像ですし、
ストーリーも現実的なので、普段アニメを見ない方に
こそお薦めしたい作品です。
ちなみにこの作品で出てくる日本庭園、新宿御苑です。
久しく行っていないので、もはや景色の記憶があまり
ないんですが、久しぶりに行きたくなりました。
甲州街道の様子が間に入ったりして、新宿に馴染みの
ある方は「おっ」と思うはず。