7日目
ちゃかちゃんりんちゃんりん
皆様、金玉亭タヌ助でございます。
えー、本日もつまらない話をおもしろおかしく話す
時間がまいりました。
お時間が許しましたなら、最後までお付きあい下さいませ。
さて
ミクシーを始めまして、ちと困った事が起きまして。
ポン吉がいきなりミクシーを退会しましてな、
理由は、はっきりしてまして、
私が、楽屋のネタ話でポン吉の日記を持ち出して
笑いものにしておりましたところ
遂にあいつも堪忍袋の緒が切れると申しますか
そうは言っても、師匠と弟子。
直接、文句を言うわけにゃいかねえってんで
退会しちまったてわけです。
そりゃ、退会しちまったんで、しばらくは
ほかの弟子でもマイミクにしようかと思ったら
ポン吉の話を聞いて、うちの弟子は全員退会。
さて
マイミクがいなくなると
管理者から退会勧告がくるわけで
かといって全く知らないお方をマイミクにしても
ま、
立場てもんがあるわけで、もしも素性がばれたら
人を騙しているみたいなことになるんで
そりゃ変態ポン吉みたいに、最初っから女子大生て
人を騙してりゃ、それも洒落になりますが
あ、
そういえば、あいつの日記もいよいよ
実の兄貴に言い寄られる話になっていて
おもしろくなっていたんですが
残念ながら別のSNSに移っちまった。
で
ま、しょうがねえんで、またポン吉を呼ぶ。
「ポン吉や、お前が退会したら、こっちまで退会させられそうだ。」
「へ?マイミクがいないとそんな通知がくるんですか。
へぇぇ、そりゃしらなんだ。」
「で、なんとかせい。」
「それじゃ、師匠、だれか招待したらいいじゃねえですか。」
「いや、今後もいろいろ、お前に聞きたいこともあるんで
再度、入会しろ。」
「いや入会するのはいいんですが、又、楽屋ネタにされちゃ
かなわねえんで、一切ミクシーで起こったことは
他言しない、てえことでよろしければ、
本来、土下座くらいしてもらいてえとこですが
ま、そこまではもうしません。再度入会しますよ。」
「じゃ、この話はそれでいいとして
この前の寿限無はどうなった。」
「げ、江戸の敵は長崎で、みてえなもんですな。
一応、すぐに、覚えて、弟子に稽古をつけてみたんですがね
おもしれえことがおきましてね。」
「やっぱり。ま、いいや。それで?」
「寿限無が完璧にできてる奴ほどできねえんで。
それで、完璧な奴の寿限無の口調が、あたしにそっくりなのに
気づきましてね。
それで、ちょいと面白い事をやってみましたんです。」
「いや、おまえの事を馬鹿だ馬鹿だと思っていたが、
結構まともじゃないか。それで、何をやらしたんだい。」
「となりの客はよく柿食う客だ、てぇ早口言葉を
柿を牡蠣に換えてみろい、てもんでさ。」
「そうなんだよな、全てリズムと音程で落語を覚えると
ろくなもんじゃねぇ、てことさね。
例えば、熊さん、八っつぁんの似顔絵を描かせると
お前の思ってる、熊さん、八っつぁんになっちまう、てこと。」
「そうなんです。あたしの熊さんと師匠の熊さんは別人ですが
弟子の熊さんがあたしの熊さんなんですよぉ。」
「そうだな、体格や顔つきによって声色てのは変わる。
ま、それが判っただけでも弟子たちの勉強になっただろうよ。」
「師匠、単なる変人と思っていたんですが、さすがですねぇ。」
「お、たまには人を褒める事があるんだね。ポン吉くん。」
「うっ。ポン吉くんですか。又、なんか、悪巧みを考えてますね。」
「今度、弟子3人で役割決めて、落語をやらしてみな。
それを、1回ごとに役割を回す。それで、役割を回して
落語か変わらない様じゃ困るてことだな。
今度、それ用の落語をひとつ作るか。
題は決まってるな。『早口言葉』だ。」
「そんな事ばかりやってると弟子が逃げちまいますよぉぉ。
やっぱり師匠は変人だぁ」
お時間もよろしいようですので
続きは、又の機会にという事で。
ちゃかちゃんりんちゃんりんちゃんりん