Voiceless Screaming /covered by I.o.You

X(XJAPAN)の1991年7月1日に発売されたアルバム「Jealousy」の一曲、
Voiceless Screaming。
作曲はベーシストのTAIJI。
Jealousyのアルバムにはメンバー全員の作詞、作曲した作品が収録されています。

今回アルバム発売30年、そしてTAIJIのバースデーなどが重なり当時のプロデューサーで現在は音楽家の津田直士さんのユニット、
I.o.You(アイオーユー)がカバーをされています。

カバーにあたり津田さんが想いを綴られています。

https://sp.ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi/blomaga/ar2035181

津田さんの文章に綴られた、作品やTAIJIさん、TOSHIさんへの想い、カバーに至るまでの話を読みながら聴くとさらにオリジナル作品の素晴らしさも伝わり、カバー作品に込められた津田さん、水晶さんの熱い想いが伝わってきます。
是非読んでみてください。


そのI.o.Youのカバー作品。

アイリッシュ、ケルト、北欧。

第一印象が不思議なことに
水晶さんのボーカルと津田さんのピアノ、ローズピアノ、ストリングスがケルトやアイルランド音楽が持つ悲しさを感じさせてくれました。
オリジナル作品では感じなかった雰囲気に
新しさもあり、素晴らしいカバー曲に仕上がったと感じました。

以前から英語曲のカバーの発音が素晴らしく、いつか音源で聴きたいと思っていた水晶さんのカバー曲。
優しさや柔らかさ、透明感ある水晶さんのボーカルで数々のオリジナル曲や女性ボーカルのカバーを聴いてきましたが、男性ロックボーカリストのXの作品がどのように仕上がるのか楽しみにしていました。
悲しみや叫びを持つ作品が、水晶さんの声によってどう歌われるのか。
女性ボーカルになるとどんな作品になるのか。

スッと身体に入ってきた歌声。
優しさ、柔らかさ、透明感だけでなく歌の後半では力強さと叫びが加わって新しい表現を聞かせてくれたました。
曲の後半へ向かうにしたがって作品の持つ感情や水晶さんの表現力に呼吸を忘れてしまいました。
さらに、さまざまな箇所に込めた津田さんのアレンジと演奏をTAIJIさんが微笑んで聴いている姿が浮かびます。

長年聴いてきたXのカバー作品なのですが、I.o.Youの作品にも聞こえるという不思議な感覚になります。
アルバムの中に隠れたTAIJIの名曲が30年の時間を越えてこうして再び歌い継がれていく。
カバーによって作品が広まり、オリジナル作品も再び輝き、そして作曲家TAIJIの素晴らしさが沢山の方達へ届くことと思っています。

また、水晶さんのボーカリストとしての新たな一面を引き出したVoiceless Screaming。
これからのI.o.You作品やカバー作品がますます楽しみになりました。


 

  

 「Voiceless Screaming」Covered by I.o.You「Jealousy」の30周年の記念として、TAIJIの生み出したXの名曲「Voiceless Screaming」をI.o.Youがカバーしました。I.o.You オフィシャルサイト⇒ http://www.tsudamia.jp/新曲「300 Years」配信中!https://www.youtube.com...リンクyoutu.be