クラシックの技法とか
正しい声楽とか
そう言う既存のものを否定しないと
今のポップスと言う音楽は
成り立たないと言いますか
米津:テーマと言えるほど、ひとつ大きなものがしっかりあったわけじゃないんですけど、「アンビリーバーズ」というタイトルから考えた感じです。否定による肯定というものを、したかったんですね。何かを信じないことによって反対側にあるものを圧倒的に信じる。根がヒネクレ者なんで(笑)、何かを信じるということをするために、反対にあるものを圧倒的に否定しなければ前に進めない自分というのがいて。それに”アンビリーバーズ”という言葉が、すごいうまくハマって。これはタイトルになるな、いい曲になるなと思いましたね。