同じ労働量でより多く稼ぐ
同じ労働量でも、ちゃんと対価として多く賃金を払えば
生産性は上がる
そう、人件費は、労働生産性の分子に入る。分母ではない。つまり、他の要素を変えずに、人件費を増やせば、企業の労働生産性は上がるのである。 これまで、「人件費は労働生産性の分母」と断言する人や、そういう前提で話が進んでいく場面に、筆者は遭遇したことがある。かくいう筆者自身、人件費と労働生産性の関係を明確に理解しておらず、調べ直して、今に至る。 労働生産性は、投入したインプットに対し、産出したアウトプットを示すので、支払われた賃金が分子に入るのは当然である。