ICF-5900 スカイセンサー(続) | じんけいの修理日記

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趣味とボケ防止を兼ねて古いラジオの修理を楽しんでおります。https://jinkei.sakura.ne.jp/

昨日の続きです。

昨日はDCジャックの外れた端子を取り付けるところまでを行いました(下の写真)。

 

 

 

これでDCジャックから電源を供給して調整ができるようになり、ズレていた短波の調整を行いました。IF(中間周波数)フィルターの中心周波数がかなりズレてきていたので10.77MHzを中心周波数として各部を再調整しました。

これで、スプレッドダイアルを左右に回しても感度の低下はそれほど気にならなくなりました。

 

 

これで修理は終わりなのですが、操作していて非常に気になる点があります。

それはロッドアンテナに関してです。

まず、ポップアップしたロッドアンテナを上方に引き上げると、本来なら、手を放してもその位置で止まるのですが、すとんと下に落ちてしまうのです。

また、伸ばしたアンテナの角度を斜めに傾けると、手を離すと倒れてしまうのです。アンテナの根元のネジをきつく締めてもほとんど効果はありません。

 

これらの2点を何とかしないと落ち着いて受信が楽しめません。

 

 

 

まず、ロッドアンテナがすとんと落ちてしまう件。

原因はロッドアンテナを支えるスリーブの中に入っているコンタクト接点がすり減ってしまっているのが原因です。手持ちのレバーと交換することにしました。

 

 

 

 

次にロッドアンテナが倒れてしまう件、

これはロッドアンテナの根元に挟み込んであるリン青銅のワッシャーがすり減ってしまっているのが原因です。

ワッシャーを交換し、自由な角度でアンテナを固定できるようになりました。

 

 

 

 

これで修理は完了です。

 

 

 

 

 

もう少し様子を見て問題ないようであれば明日発送いたします。