中波・短波・FMが受信できるソニーの小型ラジオです。現状、特段不具合はないのですが、内部確認と再調整ということでやってきました。
単三乾電池4本で動作する仕様です。シリアル番号は83389です。
リアカバーを外して内部を見たところです。
シャーシを筐体から取り外したところです。
このモデル(7600シリーズ)はシャーシを外すときに注意すべきポイントがあります。
それは、いきなり(ゆっくりでもダメな場合が多い)シャーシを外そうとするとスピーカーを破損させるということです。
スピーカーのフレームはシャーシに爪で固定されており、本来ならスピーカーと一体になったシャーシが簡単に取り外せるはずなのです。ところが大半の7600はスピーカの外周(コーンエッジの部分)がフロントパネル側にへばりついてしまっており、スピーカーを外そうとするとコーン紙がフロントパネル側に残り、破損してしまうのです。
なので、シャーシを外す前に、スピーカをシャーシにひっかけている爪(2か所ある)をはずし、スピーカはフロントパネル側に残したままにするのが無難です。ICF-5900のスピーカも同様ですね。無理に外そうとするとコーン紙が破損します。
短波の感度が少し悪いように思ったのでトラッキング調整をしようとしているところです。
各バンドともトラッキングがかなりズレていたので再調整しました。感度がアップしたと思います。
尚、本機に使用されているケミコンはリードタイプの一般的なもので、液漏れは確認できませんでした。
本日再度動作確認し、問題ないようであれば明日発送いたします。