今回の目的地

 

今回の旅の目的地は「北九州市」です。北九州ってどこ?、と思われる方は「小倉」と言うとお分かりになるかと思います。

 

新幹線で小倉は博多のひとつ手前の駅、九州への陸路の玄関口で、博多方面と大分方面への分岐点という意味でも重要な地域です。

 

この北九州市、あまり有名ではありませんが、全国に20しかない政令指定都市のひとつで、人口は96万人、平成17年までは100万人を超えていた大都市です。

 

日本の産業近代化に貢献した官営八幡製鉄所をルーツに持つ、日本製鉄九州製鉄所八幡地区がある地域というと個人投資家の皆さんも馴染み深いかと思います。

 

  新たなキャリア出発点の街

 

『たぬきだに』は40代前半、マネジャー職に登用され、2年間この街で15名ほどの部下とともに仕事をしました。

 

マネジャー職への登用は、上長の推薦⇒外部のキャリアコンサルによる市場価値評価を受けた上で、役員面接を受けるなど狭き門でしたが、無事合格し、登用されました。

 

ここに登用されると、年収はヒラの課長職の1,200万円ほどから一気に1,700万円くらいになるため、このポジションへの昇格が社内的には成功の目安となっていました。

 

このため、このキャリアを得たことが、アーリーリタイア実現の原動力となったことは間違いありません。

 

  自分史上最長の乗り鉄旅

 

肝心の乗り鉄旅ですが、当日の天気によって新幹線か乗り鉄旅(在来線)を選択することにしていたところ、天候はまずまずのため、乗り鉄旅を選択しました。

 

距離にして600km弱、時間にして約13時間の旅路です。これは実家への「中央本線乗り鉄旅」を150km以上上回る自分史上最長の在来線オンリーの旅となりました。

 

  乗り鉄旅で分かったこと

 

はっきり言ってJR神戸線⇒山陽本線は乗り鉄旅向きではありませんでした。

 

神戸や姫路、岡山を過ぎても通勤や通学客にご高齢の観光客、さらにインバウンドの方々が加わって、週の前半にも関わらずかなりの混雑が続き、のんびり感が出ません。

 

TUMIのトロリーバッグに忍ばせた、キンキンに冷えた麦焼酎ロックのタンブラーはお酒の匂いが漂う可能性があるため飲むわけにもいかず、アイスコーヒーで我慢します。

 

そして、広島の先、距離にして400km近く走った宮島(厳島神社)でインバウンドのお客さんがごっそり降りた後、やっと静かな乗り鉄旅(+呑み鉄旅)となりました。

 

それにしても宮島がこんなにインバウンドの方々に人気があるとは思いませんでした。

 

欧米、アジア、インドの方々など、人種を超えて人気があるようです。昨年のサミット(G7)の影響でしょうか?

 

<確かに神秘的な厳島神社>

 

  無事到着

 

その後、関門トンネルを抜け九州に上陸、13時間の長旅を経て、小倉に到着しました。

 

夜には前職の同僚との飲み会が控えていたため、乗り継ぎミスは許されない中、無事で何よりです。

 

そして、急いでいつもの系列ホテルにチェックインしたのでした。

 

つづく・・・

 

<広島を過ぎるとシャチホコの載った屋根瓦の民家の多さに驚愕>

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