はじめに

 

『たぬきだに』がアーリーリタイア生活に入ってから4月で3年目を迎えています。

 

今回は本ブログのテーマである「アーリーリタイアは人にすゝめられるか?」について綴っていきます。

 

  アーリーリタイアとFIRE

 

以前、アーリーリタイアとFIREは微妙にニュアンスが異なっているんじゃないかという記事を投稿しました。

 

1年前に「AI先生」に質問をしましたが、回答は以下の様に、若干異なっているというものでした。

 

<アーリーリタイア>

通常よりも早く年金・退職金などを受け取り、定年前に職場を離れ、趣味や自己啓発、ボランティア活動などに時間を費やしながら余生を過ごすこと

 

<FIRE>

貯蓄を増やし、投資の利益で収入を得ることで、定年前に経済的な自立を達成し、仕事を辞めることができるという考え方

 

上記のように、アーリーリタイアは定年前に「やりたいことをして過ごす」ことに主眼が置かれているのに対し、FIREは「仕事を辞める」ことがメインなので、目的が異なっている様に感じます。

 

このため、『たぬきだに』の場合は、FIREよりもアーリーリタイアというほうがしっくりくるので、ブログタイトルもその様にしています。

 

もちろん、経済的な自立(FI)が達成できていなければアーリーリタイア(RE)出来ないので同じことなのかもしれませんが、この丸2年間の経験から、「会社を辞めるために経済的な自立(FI)をする」よりも、「辞めたあとのやりたいことのために、仕事と投資を頑張ってアーリーリタイアする」という方が、いいような気がしています。

 

ややこしいですが・・・。

 

  無計画なFIREは・・・

 

FIREはFI(Financial Independence)にばかり注目が集まりますが、RE(Retire Early)の側面を「アーリーリタイア」として捉えておかないと危険じゃないかと思います。

 

このことは、コラムでもよく見かける「FIRE卒業」です。

 

これは、FIの失敗(金銭面で行き詰まる)とREの失敗(やることがない・暇だ)の2つの側面から説明できそうです。

 

反対に、『たぬきだに』がブログ等でよく見ている成功されていると感じる方々は、FIとREの両方を盤石なものにされていると感じ、人生を楽しまれています。

 

つまり、「FIRE(フルFIRE)に成功されている方々」は、リタイア後にやりたいことがあって、そのことに必要な資産規模プラスアルファを確立して会社を卒業している、ということですので、この場合は「アーリーリタイア」と同義な感じがします。

 

このため、FIREを資産規模の面だけで捉えてファットFIREだリーンFIREだと言うのはちょっと違うんじゃないかと思っています。

 

価値観は人それぞれなので、やりたいことや欲しいモノなどによって必要とする資産規模が異なってくるからです。

 

  おすゝめか否か・・・

 

 以上よりアーリーリタイアは、

 

①リタイア後にやりたいことがある

②そのことのために、仕事と投資を頑張って、必要な資産規模に到達している

③家族が賛成してくれるだけの関係や下準備が出来ている

 

という人にはおすゝめしますが、

 

①リタイア後にやりたいことは特に無い

②とりあえず辞めるだけの資産規模しか無い

③家族に相談していないor反対される可能性がある

 

という方には・・・、です。

 

ただし、会社に問題がある場合(ブラック企業・上司)や「サイドFIRE」を目指す場合はこの限りではございません。

 

『たぬきだに』は現在、今やりたいこと、やっておきたいことをしておりますが、人生で本当にやりたいことは数年後に予定している「移住」とその後の生活です。

 

<この方のブログ記事は面白いです>