ある日の出来ごと

 

毎週木曜日は『たぬきだに』の夕食当番の日です。
 
この日は下の子どもが高校受験目前のため、リクエストされた大好物の「風来坊の手羽先唐揚げ」の再現料理を準備していました。
 
妻はパートのオフ日かつ料理を作らなくてよい日のため、夏はプールに行って泳いだり、歩いて好きなところに出かけています。
 
ですが、いつもなら帰って来る時間になっても帰って来ないため心配していると、いつもより30分以上経ってから帰ってきました。
 
それとなく心配していたと伝えても黙っていたので、夕食の準備を続けました。
 
そして、家族4人の夕食が終わりくつろいでいると、妻がちょっと早めのバレンタインプレゼントを3人に渡してくれました。
 
上の子どもには、「趣味」のカメラの形をした缶に入ったチョコレート、自称「テレビマン」というほどテレビ好きな下の子どもには、テレビの形をした缶に入ったチョコレートです。
 
それぞれ缶が微妙に凝ったディテールなので、二人ともとても嬉しそうな様子です。
 
そして甘いものが苦手な『たぬきだに』には、以前の赴任地で好きだったビールのおつまみに合う「ご当地スナック」をプレゼントしてくれました。
 
そうです、妻は事前にスマホでこれらをリサーチしていて、少し遠くのお店まで買いに行っていて、帰りが遅くなっていたのです。
 
このプレゼントに子ども達はとても喜んで、早速部屋の一角に缶を飾っていました。
 
どんな高級なチョコレートにも叶わない妻の気遣いに、あらためて「気は心」という言葉を思い出した『たぬきだに』なのでした。
 
<早速子供部屋に飾られたプレゼント①>
<早速子供部屋に飾られたプレゼント②>