はじめに

 

『たぬきだに』はアーリーリタイア以降、実家に数か月に一度、友人との再会&年老いた両親の様子の見守りを兼ね、1週間~1ケ月ほど一人で帰省しています。その際、たまに新幹線を使わずに在来線で「乗り鉄旅」を楽しむことがあります。

 

今回はその時に味わう不思議な感覚について綴っていきます。

 

  「乗り鉄旅」の準備

 

昔は電話帳の様な時刻表で調べるのが楽しかったのですが、今はスマホで味気ないものの簡単です。

 

アプリのデフォルトは忙しい方向けになっていますので、新幹線や特急のチェックボックスは全て外します。

 

在来線の本数は少ないので、選択の余地は殆どありませんが、旅程が決まるとプリントスクリーンで保存し、いちいち検索しないで済むようにしておきます。

 

  出発

 

まず、自宅からJRの「みどりの窓口」に向かい、切符を買います。長距離移動の場合はモバイルSuicaなど電子マネーが使えない区間があるからです。

 

この後、首都圏を脱出し、中央本線の旅が始まります。

 

  注意事項

 

この時、気をつけなければいけないのが、車両のトイレの位置です。

 

乗り換えの時間が少ない場合もあり、乗り遅れると大変なことになるため、何両目にあるのかアナウンスやスマホで調べておきます。

 

また、難点は長時間移動になるため、お尻が痛くなることです。このため、ガラガラの車内で立っていることもあります。

 

  一番の楽しみ

 

一番の楽しみは車窓からの景色をお酒を飲みながらゆったりと眺められることです。果樹園のある丘陵地帯、富士山、南アルプスの山々、湖畔、河川沿い、街道の宿場町っぽい雰囲気などの情緒を楽しみます。

 

  不思議な感覚

 

のんびりと景色を楽しんで帰ると、不思議な感覚に襲われます。好きなことをしているのに運賃が3分の2くらいになるのです。

 

サラリーマン時代は忙しいので、移動には必ず新幹線を利用していました。お金で時間を買っていたんですね。

 

ところが、今はほぼ100%、自分の時間です。急ぐ必要はありません。なので、自分の時間を売って差額分をもらった様な感覚になるのです。

 

コロナ禍の時は安全のためにグリーン車で移動していたこともあったので、その頃に比べるとすごい差です。

 

  まとめ

 

サラリーマン時代は会社に時間を売って報酬を得ていたので、時間がありません。したがって1分でも早い方法で移動したり、安全なサービスを買う必要がありました。

 

アーリーリタイアをすると、時間や便利さといった、サービスも自分で選択出来ることになり、今までに見ることの出来なかった世界が見える様になります。好き嫌いはかなりあると思いますが・・・。