CDレビューです


イタリア人 古楽器演奏者

マルコ・メローニさんによる待望の(私が)

「プレイズ バッハ、サンス、ダ・コスタ、ル・コック、ビーバー」

です


楽器はバロックギター(複弦5コース)

アルバムジャケット↓ いいですよぉー


CDにはサウンドホールの装飾ロゼッタがプリントされています

フェルメールの絵にあるタイプのギターですね
16世紀〜18世紀のギターです。
現代のギターは6単弦と弦が少なく、フレットも金属バーが指板に打ち込んであり平均律にしかなりません、糸巻きはギヤ式で超簡単です。

バロックの当時は、弦は複弦x5コース、フレットは紐を指板に縛ったもの。糸巻きは木の棒を指して摩擦で止まっているだけという激ムズモードでした。

そのかわり、できる人には細かい調整が可能です。特にフレットが紐なので、斜めに巻いたりして平均律以外の調弦も可能でした。

関係ない話ですがバッハの「平均律」という翻訳はホンマにやめて欲しいです
「うまく慣らして調弦された鍵盤楽器のための曲集」でええじゃないか(ダメか)
純正律では全部弾けませんよという意味だったのでは?

話をCDレビューに戻すと
装飾音がとんでもなく素晴らしくすごく勉強になる演奏です。
これぞマエストロという演奏でした。
昔日本に来られた時のライブ映像を貼っておきます
 
勝手にリンクしているのですいません