ー初めて、このシリーズを読みに来て頂いた方にー

 

D・カーネギー著の『道は開ける』、この本を読んだことのある方は多いと思います。

人生のいろいろな体験者の話を通しながら生き方の話をしてくれるこの本は、

僕の愛読書で若い時代から今に至るまでときどき読み返しています。

いろいろな自己啓発本を読みましたが、この『道は開ける』が最も好きです。

今また再度読み返し、最初から最後まで要点をまとめたくなりました。

単なる僕自身のためのまとめなのですが、どなたかの悩みなどにほんのちょっとだけのプラスにでもなったらいいななどとの思いもあり、ブログ上でまとめています。

文中の「我々は」とか、「君は」と言っているのは、

カーネギー自身またはカーネギーが紹介している体験者の言葉であり、もちろん僕自身ではありません^^

 

第七部 疲労と悩みを予防しエネルギーと精神とを元気に保つ六つの方法

第28章 不眠症の悩みを防ぐ法

 

この章は「不眠症を治す法」という名称ではなく「不眠症の悩みを防ぐ法」とあるので、

たとえば僕のように不眠症歴20年で20年も眠剤を飲んで寝ていてもよく眠れないような者には効果のある話ではないかも?

でも初心にかえって試してみる価値はあるかもしれない。そんなつもりで書き写します。

 

彼はカレッジに通っているとき不眠症に悩まされた。治りそうにないので眠れない時間を利用することにした。ベッドから出て勉強したのだ。結果はあらゆる優等賞をとることとなり、不眠症は治らなかったが彼は健康で、さらには最高額をとれる青年弁護士として成功した。夜間半分は読書に費やし、朝は五時に起きて仕事開始。彼は一生熟睡の味を知らなかったけれど長寿を保つことができた。

 

またある彼は慢性不眠症のため自殺寸前まで追い詰められた。

夜が明けた時、私は疲労と悩みのために半病人だった。私は今に気が狂ってしまうにちがいないと思った。ついに私はよく知っている医者の所に出かけて行った。

「夜ベッドにはいって眠られなかったら、それを忘れてしまうんだ。そして自分に、眠れなくたって平気だぞ、朝まで起きていたって何でもありはしないぞと、言いきかすのだ。そして目を開けないようにして言うのだーじっと横になっていて、くよくよしなけりゃ、とにかく休息できるのだ」と。

 

熟睡するための第一要件は、安心感である。我々自身よりも偉大な力が、朝まで我々を守護してくれると感じることが必要である。最良の眠りを促進してくれる力は、祈りである。

祈りの実践は、それを習慣的に行っている人々にとっては、精神と神経に対する鎮静剤として、最も適切で正常なものであるとみとめなくてはならない。

 

物理学的方法でくつろぐこと…

言葉はあらゆる種類の催眠状態への鍵である。

「くつろげ、くつろげ、ゆったりと休め」と身体の筋肉に言いきかせるにある。

我々は、筋肉が緊張している間は、心も神経もくつろぐことができない。眠りたいのだったら、まず筋肉から始めるのだ。

足の緊張をゆるめるために、ひざの下に枕をおく、同じ理由で腕の下にも小さな枕をおく。

あご、目、腕、足にくつろぐよう言いきかせているといつの間にか寝入ってしまうのである。

 

不眠症を治す最良の方法の一つは、園芸、水泳、テニス、ゴルフ、スキーその他の肉体的動作で身体を疲労させることだ。

我々が本当に疲れ切ってしまうと、自然は我々を歩きながらでも眠らせようとする。

 

たまたま今日、いつもの眠剤をもらいに行ったクリニックで、

最近またよく眠れないと言ったら、奇しくも上と同じことを言われた。

「身体が疲労していないのではないか」と。

ふむふむ、なるほど・・・そう言われてみるとそうだ、最近さっぱり歩いていない。

 

次回は、

第八部 楽しみながら成功する仕事を見つける法

第29章 人生における二つの大きな決断の一つ

 

“楽しみながら成功する仕事“なんて最高ですね!