ー初めて、このシリーズを読みに来て頂いた方にー
D・カーネギー著の『道は開ける』、この本を読んだことのある方は多いと思います。
人生のいろいろな体験者の話を通しながら生き方の話をしてくれるこの本は、
僕の愛読書で若い時代から今に至るまでときどき読み返しています。
いろいろな自己啓発本を読みましたが、この『道は開ける』が最も好きです。
今また再度読み返し、最初から最後まで要点をまとめたくなりました。
単なる僕自身のためのまとめなのですが、どなたかの悩みなどにほんのちょっとだけのプラスにでもなったらいいななどとの思いもあり、ブログ上でまとめています。
文中の「我々は」とか、「君は」と言っているのは、
カーネギー自身またはカーネギーが紹介している体験者の言葉であり、もちろん僕自身ではありません^^
第七部 疲労と悩みを予防しエネルギーと精神とを元気に保つ六つの方法
第27章 疲労、悩み、怨恨を生み出す倦怠を追い払う法
ある晩アリスは疲れ切って帰宅した。頭痛がしたし背中も痛かった。すぐにベッドに入りたかったのだが・・と、電話のベルが鳴った、ボーイフレンドからのダンスへの招待だった。彼女の目は輝き、たちまち元気になった。
明け方の三時まで踊って家に帰って来た時、少しも疲れていなかった。
人間は、何か興味を感じ興奮的なことをしている時は、めったに疲れない。
我々の疲労は、しばしば、仕事によって起こるのではなく、悩み、挫折、怨恨が原因となっている。
その仕事があまりにも退屈千万だったので、彼女は自己防衛上、それを面白いものにしようと決心した。毎日自分が立てた仕事量と自分自身が競争するのである。
それは、退屈から来る疲労を防止することに役だった。
退屈な仕事を興味あるものにしようと一生懸命に努力したために、より多くのエネルギーと熱意を持ち、今まで以上に余暇を楽しむことができるようになった。
私はイライラしたけれど、その仕事をすることで給料をもらっているのです。
そう思うと気が落ち着いてきて、本当はいやな仕事なのだけれど、
“楽しんでいるらしく”してやろうと決心したのでした。
仕事を楽しんでしているらしくすると、本当に少し楽しくなってくるのです。
仕事が楽しくなると能率が上がるということがわかりました。
あたかも幸福であるかのように振舞え。
毎朝彼は出かける前に鏡に向かって、自分にハッパをかけた。
「こいつをやらなくては食っていけないのだよ。やらなくてはならない以上、ひとつ愉快にやろうではないか。自分は脚光の前に立っている役者で、見物がお前を見ているのだと想像したらどうだ。なぜもっと情熱と興味とを投入しないのだ」
この毎日の自己激励の言葉が、最初彼がいやがっていた仕事を面白く利益のあるものに変えてくれた。
我々の人生は、我々の思考によって作られる。
君が自分の仕事に興味を持つことが、君にとってどんな利益があるかを考えてみよう。
君は人生から得る幸福を二倍にすることができるかもしれないのだ。なぜなら君は昼間の半分を仕事に費やしているし、もしその仕事の中に幸福を発見できないのなら、どこにもそれを見出すことはできないから。仕事に興味を持てば悩みからも解放されるし、結局は昇級と増給がやって来ることになろう。そうでなくとも、疲労を最小限に軽減させ、余暇をたのしむことができるだろう。
次回は、
第七部 疲労と悩みを予防しエネルギーと精神とを元気に保つ六つの方法
第28章 不眠症の悩みを防ぐ法
僕は不眠症歴20年です(;^_^A