安倍晋三氏の発表をテレビで見ました。
解散の最大理由
現在の最大課題は「少子高齢化」である。
社会保障を全世代型にしなければならない。
具体的には、幼児教育の無償化と高等教育の無償化である。
高等教育を真に必要とする者には、無償化する。
それには財源が必要である。
消費税増税分をこれにあてることにした。
これまでは、消費税増税分については、
社会保障と借金返済に充てるということだったので、
この重大な変更については、「国民の信」を問わねばならない。
・・・ということだそうだ。
また、森友・加計問題については、丁寧な説明をする努力を積み重ねてきたそうです。
さっきの説明のなかで、2回か3回繰り返していた・・・
また、高等教育無償化について、大学の線引きはしないそうです。
そして、北朝鮮問題。
これまで、長期間にわたって対話路線を続けてきたが、何らの解決にも至らなかった。
もはや、最大限の圧力を国際社会とともにかけるしかない。
日本・アメリカは、100%ともにあるとのこと。
上の2点をもって、『国難突破解散』とするそうです。
前から、僕は書いていますが、
幼児教育無償化は賛成だが、金持ちにまで無償化する必要はない。
また、高等教育無償化は、「教育の均等化、平等化」とは話が違う。
600を超える私立大学のうち、44%は定員割れで、
受験者ほぼ全員合格の大学が山ほどあり、小学・中学レベルの補習をやっている。
そんな大学に入る者を無償化する必要がどこにあるのか?
また、ほとんどの私立大学は、国から私学助成金をもらっている。
改革すべきは、そういうところからではないのか。
記者の誰からも質問が出なかったが、
8月3日発足の“仕事人内閣”は、いったいどんな仕事をしたんでしょうね???
それと、上のふたつが“国難”だったとしても、
「今」解散すべき必要性については、さっぱり分かりませんでした。
厳しい選挙で、勝敗ラインは与党合わせて、過半数の233だということでしたが、
今なら楽勝で233議席取れるでしょう、投票率は低いだろうし・・・