今考えるとバカだったなぁ、と思えるケンカは? ブログネタ:今考えるとバカだったなぁ、と思えるケンカは? 参加中
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新入社員時代の話です。

喧嘩と言うよりも、最初から僕の方には勝ち目のないボロ負け決定的な口論です。
自分なりの生き方をしたつもりだったけれど、しばらく後には自分は馬鹿だったことに気づいた。

“馬鹿は結果が出るまで分からない”を地で行ったようなもの。

相手にとっては、しょうもない奴程度にしか受け取られなかったことだろう。

立場的には、
相手は、僕が所属する課がある部を統括している取締役部長で、
経緯的理由は略すけど、僕は、相手には期待されて入った新卒の新入社員。

入社早々から、僕は、その取締役部長から、仕事を叩きこまれた。

僕は、自分の感性とまるで違う人はどうしても苦手だったこともあり、
その人の性格をどうしても好きになれなかった。

したがって、仕事上の指示に対しても、反感を持つことが多く、
立場上、仕方なく嫌々ながら指示に従っていた。

しかし、ちょっと考えれば、
僕は社会に出たばかりの新人であり仕事を一から教えて頂く立場、
相手は、上場会社の取締役でもあり、非常勤大学教授。

感性が合わなかろうが、性格が嫌いだろうが、
徹底して指導してくれるんだから、ある程度の仕事ができるようになるまでは、仕事に関することはすべて素直に受け入れて、自分のものにした方がいいに決まっている。

仕事が設計ということや、人との折衝ごとなどについて、どうしても感性の違いで我慢ならない部分があったけど、でも、それはを“まず当面はわきに置いておこう“という考えに至らなかった。

結局、1年足らずで、激論の末、やめてしまった。

僕は、自信過剰だったため、絶対にやめた会社より、社会的に有名な会社に入って、見返してやる、やれるつもりだった。

しかし、甘かった・・・

新卒者の扱いと、途中入社との扱いは全然違うことを理解していなかった。

常識的に、途中入社試験に来る人は、それなりの年数の経験を積み資格を持っている人ばかりだし、会社側も即戦力を求めている。

僕は、経験1年足らず・・・やる気ばかりでは通用しない。
結局、名の通った会社の中途採用試験は、すべて不合格で、
1年前には考えられなかったような零細設計事務所に行くことになった。

嫌いな上司のたった1年足らずの教えだったけれど、
それがいかに素晴らしいものだったかということを、その会社に入ってから、よくよく分かった。

あまりのレベルの落差・・・に、ため息が。。

“馬鹿は結果が出るまで分からない”人間だった。